金色への道

湘南のロード乗りの徒然

キャニオンは凄いバイクだと認めざるを得ない!

はい、私なんぞに言われなくともキャニオンは凄いバイクです。

 

先日のさいたまクリテリウム
スプリントレースはマルセル・キッテル選手が制し、メインレースのクリテリウムはアレハンドロ・バルベルデ選手が見事に優勝!
両選手ともキャニオン乗りです。

以前、このブログにもキャニオンの2019年モデルの事を書きました。

 

www.maejii.com

 

 

さいたまクリテリウムは、毎年見に行っていたのですが、今年は残念ながら現地には行けず。

しかしテレビ東京で放送していたので、それを見ていました。

生放送でなく編集したものでしたが、臨場感があり、楽しく見れました。

レース自体も稀に見る面白さ。

 

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キッテル、クリストフ、トレンティンら世界最高レベルのポイント争いスプリント。

 

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なにやらゴニョゴニョしてますね。

ニバリと別府がアシストに回っての新城が逃げたバルベルデとトーマスへのブリッジ成功を成功させる。

 

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最後は、バルベルデとトーマスによる
2018年度マイヨジョーヌとアルカンシエルの一騎打ち。

本当に最高のレースだったと思います。

こんな素晴らしいレースを日本で見ることができ感謝感激。

 

 

キャニオンのロードバイクについて

スプリンターであるキッテルのバイクは、キャニオンのエアロードバイクであるAEROAD CF SLX。


バルベルデはキャニオンの誇るオールラウンドロードバイク ULTIMATE CF SLX。

どちらのバイクも非常にカッコよく速そうですが、乗り味はどうなんでしょう。

 

実は私…

今年の富士ヒルの前日イベントで
キャニオン ULTIMATE CF SLX
に試乗していました!

その時の感想を書きたいと思います。


私が試乗したのは、
ULTIMATE CF SLX のXSサイズです。

 

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コンポは機械式R8000アルテグラ
ホイールはマビックのコスミックカーボン エグザリット

と言った具合です。

キャニオンブースでサドル高を調整してもらい試乗コースの場所を教えてもらったさい
「登りがあって結構キツイですよ!」
とキャニオンのスタッフの方に言われました。

とりあえず、試乗に出発したところ、確かに登りが結構あって、走りごたえがあります。

しかし、ULTIMATE CF SLXは、登りであってもスイスイと進む。

特にダンシングの際の振りが非常に軽やか。クセがなく自分のリズムにピッタリと合わせてくれる感じ。

また、乗り心地も良くスムーズに転がりました。これはホイールとタイヤの影響があると感じました。

ホイールのコスミックカーボン エグザリットも始めてでしたが、良いホイールですね。

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ブレーキも滑らかかつ、レバを強く握ればしっかりと効きます。
ただ「ヒューーー」というブレーキ音がかなりするので好き嫌いは別れそうです。

コンポの機械式アルテグラR8000は初めて使いましたが、非常に滑らかな変速動作。
正直、フロントの変速に関しては、機械式デュラエース9000を超えているのではないかと思いました。
もちろんキャニオンのスタッフの方の整備がしっかりしているからでもあります。


気になったのはハンドル。

キャニオンのオリジナルでステム一体型の物です。

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キャニオンのホームページでは、横幅が390mm、上下の落差が128mm というためか、凄くコンパクトな印象を受けました。

ブラケットを握った際と下ハン時の落差が出にくいような印象

見た目はカッコいいが、操作性とポジションに直結する部分だけに、キャニオンのバイクを購入した場合、交換する人も多いかと思います。

肝心のフレームについてですが、正直言うと印象が薄いです。

軽量で素直 そんなイメージです。
クセがなく剛性も高すぎない。
登りでも下りでも安定した走行性能。
その名の通り、究極のオールラウンダーとはこうゆう事かもしれない
と思わされました。

調べてみると、キャニオンのバイクはホイールベースが他のメーカーより長い設計になっております。

例をあげると

メーカー モデル

サイズ

トップチューブ(ホリゾンタル換算)

ホイールベース

キャニオンULTIMATE CF SLX

XS

529mm

980mm

スペシャライズド

S-WORKS ターマック

52

531mm

970mm

ジャイアントTCR ADVANCED SL

S

535mm

970.3mm

 

比較対象が少ないですが、他のメーカーの近いサイズのオールラウンドバイクと比べると10mmほどホイールベースが長くなっています。

このためか、直進性が高く安定性がある。
軽量だか、登りではヒラヒラするような印象は無く、挙動が安定している。
そのため、自転車を進ませることに集中できる。

そんな印象でした。

良いロードバイクなのは、間違いありません。

 

この日の富士ヒルでの試乗の話ですが、キャニオンの後、もう一台試しました。

それは

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スコットのFOILです。
サイズは確かSサイズ。
フレームがセカンドグレードの物。


なぜこいつに試乗したかと言うと

以前に試乗したときに、乗りやすくスイスイ進む印象を受け、登りでもADDICTよりも進むように感じてびっくりした事があったから。

ヒルクライムイベントのため、スコットブースでは軽量オールラウンダーのADDICT が出払っており、残っているFOILが寂しそうに見えた 笑

という、理由です。

 

さて、この時の印象はというと…

ズッシリ

です。

まず、サドルが合わず。
シンクロスのサドルでしたが、これがダメでした。
以前に試乗したときも、サドルはシンクロスでやっぱりダメだった記憶が…

試乗コースの登りは

重い…

ダンシングしても振りが鈍い感じ。
リズムが合いません。

FOIL の前に乗ったのが、キャニオン ULTIMATE だったから余計にそう感じたのかもしれません。

しかし、下りでは非常に安定していました。

キャニオン ULTIMATEより伸びがある感じで進んでいく。

やはりこの辺りはエアロロードの得意とするところなのでしょう。

コンポは機械式アルテグラ6800でしたが、キッチリ整備できており変速動作は何も問題ありませんでした。

ホイールが完成車付属の重そうな物でしたので、全体的に重く感じてしまったのかも。

カーボンホイールに変えれば、また印象も変わるのでないかと思います。


キャニオンにしてもスコットにしても、自転車自体の整備はしっかりしてたので、そこに関しては非常に良かった。

以前、東京の神宮外苑での試乗会の時、変速機の整備がイマイチな自転車があり残念な思いをした事があります。
変速が決まらないとどうしても、フレーム自体の印象も悪くなってしまいますし、ちゃんとしたメカニックが居ないのかなぁとちょっと距離を置いてしまいます。


話がずれてしまいが、キャニオンのバイクは価格もそうですが、その性能も非常に魅力的です。
今度は是非エアロロードのAEROAD に試乗したい!


幕張メッセで開かれるサイクルモードにキャニオンが出展しますが、めっちゃ並ぶんだろうなぁ と思うとあまり行く気がおきません。
サイクルモードの人気ブースの試乗は2時間待ちとかが普通。

都合も良くないため、今年のサイクルモードは見送ろうと思っております。

 

 どこかでAEROAD を試乗できる機会がないかなぁ。