メリダの最新エアロロード、リアクトを先日、試乗する機会に恵まれました。
試乗したのは、ブラックシップの完成車 REACTO TEAM-E
メリダ -MERIDA- | ラインナップ | ロードバイク | REACTO TEAM-E
TEAM-Eと同じCF5フレームである REACTO 8000-E
メリダ -MERIDA- | ラインナップ | ロードバイク | REACTO 8000-E
の2台です。
これらの2台はサイズ違いでREACTO TEAM-Eは50サイズ、8000-Eは47サイズです。
最初に乗ったのはブラックシップのTEAM-Eの方。
走った道はほぼ平坦の広い国道のR134です。
見た目は重そうですが、走り出しは、まぁ普通。軽いとも重いとも感じず。
…しかし!
脚を廻すと空気を切り裂くかのようにスピードが乗る感覚に。
これが最新のエアロロードの力か…。
その空力加え反応が非常に早い。
パワーを掛けると、即ホイールが反応するかの様なダイレクト感があります。
ビックリしたのは、ダンシングの際の振りの軽さ。
ヒルクライム用の軽量バイクであってもこの振りの軽さは持っていないのでは、と思わせる程の軽快さ。
乗り終わった後で伺った話では、バイクの重心が若干高めのような印象があるとの事。なるほど。
今回はほぼ平坦の道しか走れていませんが、登りも試してみたいと思わせてくれるバイクです。
反応が良く非常に軽快に走れるバイクという印象ですが、かと言って嫌な硬さも感じませんでした。
長距離を乗って見ないと分かりませんが、ロングライドも十分に行けそうな印象。
だだ、いわゆるウィップ感的なものはあまり無いかな。
自分は元々カッチリした乗り心地が好きなためもあり、踏んでも回してもしっかりと推進力に変換されているイメージを受け、非常に好印象です。
因みに自分のタイプしては、ブリヂストンのバイクで言うと、レース向けのRS9は非常に好印象でしたが、ロングライド向けと言われるLR8はもっさりと感じでしまいダメなタイプです。
話をリアクトに戻します。
ハンドリングに関しては、特別違和感も感じませんでしたが、走った道がほぼストレートであったため、コーナリングは試せていません。
VISONの一体型ハンドル、メトロン5Dもエアロ効果が高そうな印象です。
ケーブルの露出も一切ありません
ていうかこのハンドル、剛性がハンパない!
ガッチガチで正に一枚岩と言ったら良いか。
試乗後の話ですが、帰りに自分の自転車に乗った時、取り付けてあるイーストンのカーボンハンドルがめっちゃ柔らかく感じてしまいました。
そして、リアクトTEAM-Eのホイールは、これもVISIONのメトロンシリーズ。
55mmハイトの物ですが、特に走り出しの重さは感じず、スムーズに走れるホイールでした。
この日は割と風もあったのですが、横風に煽られる事もそれほど無し。
VISIONのホイールは初でしたが、流石ブラックシップに搭載される物だけあって、良いホイールです。
2番目に試乗したのが、
リアクト8000-E
こちらは47サイズです。
私の身体ではどちらのサイズ感か微妙なところでしたので、両サイズを試させてもらう事ができ非常にありがたい。
先に試乗した、50サイズのTEAM-Eよりシートポストの出代があってカッコ良いわ笑。
乗った時のサイズ感も良く、ハンドルも先程より近いせいか扱いやすい印象。
近いけど身体が詰まってしまう事もなく、自分としては47サイズの方が合っているのかもと思いました。
因みに自分は身長170cm、股下77cmほどの立派な?日本人体型です。
さて、こちらの8000-Eはホイールがレイノルズの物となっています。
その違いなのか、漕ぎ出しはTEAM-Eより若干重いかな と言う印象。
また、横風に煽られる感じも多少ありました。
リムハイトは58mmで、TEAM-Eのメトロンホイールより3mm高いだけなのですが、だいぶ違った印象を受けました。
違うのはそのくらいで、基本的な乗り心地は変わりません。
見た目の話ですが、カラーリングがほぼ真っ黒なので、ちょっとばかし地味ですね。
これはこれで格好良いのですが、もう少し、カラーリングの展開が欲しい所です。
TEAM-Eの方は、バーレンマクラーレンカラーが派手で格好いいです。
ちなみに今年のバーレンヴィクトリアスでも同じカラーリングで使用されています。
ただ、このカラーのリアクトはショップへの供給が全然追い付いていないらしく、現状でサイズの無い場合、次の入荷は1年後とかになる恐れがあるとか…。
メリダ 新型リアクトの試乗インプレッションは以上になります。
最後までお読み頂きありがとうございました。