話題沸騰中のスペシャライズドの新型オールラウンドバイク ターマックSL7。
シェイクダウン!
ではありません…残念ながら。
試乗する機会があり、40分ほど最新鋭のバイクを堪能してきました。
試乗したのは、ブラックシップのS-WOKS Tarmac SL7のデュラエースR9170で組まれたモデル。
ホイールはリムハイトのあるROVAL RAPIDE CLXなので、見た目にもインパクトあります。
カテゴリーとしては軽量オールラウンダーフレームですが、割とガッシリとしてマッシブな感じです。カラーリングも素敵です。
正面からもエアロな感じが伝わってきます。
ちなみに私はシマノDi2で組まれたバイクを所有した事がないため、裏道でこっそり操作の練習をしてから、大通りに出ました 笑
さぁ、SL7に乗った感想を書きます。
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最初の漕ぎ出しでは、コレと言う特に印象は正直感じなかった。
たた、走ってみる扱いやすく乗りやすい。
ネットでのインプレで「硬い!」と書いて聞いてたので、思いの外、乗り心地は良かったので、若干拍子抜けした。
走ったルートはアップダウンのある道で、10%ほどの登りもあったが、そんな坂もスムーズにクリア。
シッティングでは非常に脚を回しやすく、踏むペダリングより綺麗な回すペダリングを意識すると進む印象を受ける。
また、ダンシングでも反応が早く、振りが軽い。ので、ガシガシ登るのもイケる。
ただし、いわゆるウィップ感的な物は感じず。
シッティングにしてもダンシングにしても、ケイデンスは少し高めが合うような印象。
坂をクリアした後の平坦で、風に煽られ、リムハイトのあるホイールを履いている事を思い出す。
このディープリムのホイールでも、漕ぎ出しが重くなく、登りもそこそこイケる事を考えると、リムハイトの低いROVAL Alpinistなどの登り用の軽量ホイールを履かせたら… と思うとヤバイですね。
慣れが必要だと感じたのは、下り。
スピードが出過ぎる 笑
履いているROVAL RAPIDの性能もあるのでしょうが、勾配10%前後の下り坂ではスピードが出過ぎて怖かった。
乗り心地については、マイナス面は感じず。
脚へや身体への突き上げもそれほどではなく、ロングライドも十分に行けそうな気がする。
ただコレは、実際に長い距離を乗ってみないと分からないが…。
ハンドルがエアロフライというエアロハンドルであるが、登りに特化するなら上ハン部分が楕円か円のノーマルハンドルに交換するのもアリかも。
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と言った感想になります。
インプレと言えるほどの物ではなくて申し訳ありません。
流石、世界最新鋭のオールラウンダーバイク。
悪いところが見当たりません。
強いて言うなら、フレーム価格で税込み60万円という値段。
完成車では軽く100万円を超えて150万円程…。
リアルに軽自動車の新車が買える値段です。
おいそれと買える価格ではありませんね…。
良いバイクなのは間違いなく、自分のロードバイクのスタイルとして、ど真ん中なのですが、その投資に見合う何かを回収出来るかは分かりません。
ちなみにターマックSL7の少し前に発表されたBMCの新型SLR01のフレームセットはハンドルとステム付属で、税抜き58万円なので、割と近い値段でした。
また、TREKのエモンダSRLは税抜き396,000円、
Giant のTCR アドバンスドSLのフレームセットは税抜き36,0000円 と多少値段が抑えられています。
色々と考えるのは悩ましくもありますが、楽しくもあります。
ターマックSL7についてお店で話を聞きましたが、この値段にも関わらずなかり売れているらしく、現在は予約のみ、しかも納期は来年になってしまう可能性が高いとの事です。
この価格を即決できる方がたくさんいらっしゃるみたいですね。
凄い。
以上、ターマックSL7に試乗して思った事を書きました。
最後までお読み頂きありがとうございました。