先日、何気なくアルテグラR8000のスプロケットのクリーニングをしていたところ、その歯の形式が一定でないことに気が付きました。
というか尖って糸切り歯みたいになってるヤツもいる。
それ程使ってないのに、まかさ欠けたのか!?
と一瞬思いましたが、よく見てみると欠けたというよりはあえて形成された様に見えました。
他の歯数のギアも同様に一部の歯が変形しています。
ひと世代前のアルテグラ6800のスプロケットも手元にあったので、見てみたところ、若干の変形はあるものの、R8000の様に尖ってはいません。
歯の先を三角形するのは、レバーで変速操作を行った際、この変形している箇所にチェーンが掛かるとスムーズにギアチェンジできる仕組みとなっているようです。
デュラエース9000の世代の11速から、いまの世代のR9100,R8000になり、同じスピードながら全体的な性能がかなり良くなったように思っていましたが、変速性能向上の理由の一つがこんなところにもあったことに今更ながら気が付きました。
流石、世界のSHIMANO です。
こんなとこまで作り込んでいるのですね。
そのシマノですが、先月の下旬にあたる
2021年3月21日に100周年を迎えました。
丸1世紀発展し続ける企業はそう無いですよね。本当に偉業だと思います。
100周年を迎え、アニバーサリーサイトがオープンしました。
このサイトのオープンに合わせ、新型のロードコンポーネントが発表されるのではないかと噂もありましたが、それはありませんでした。
スラムでは、ミドルグレートのRivalまで無線電動12速化され、カンパニョーロでは、グラベル用コンポーネントでリア13速まで発売されています。
しかし、シマノは未だ沈黙を貫いております。
自分としてはシマノの今後の動向が気になり、新しい機材を導入したいけどしづらい状況が続いています…。
シマノのロードコンポーネントの12速化が待たれます。