シマノのペダルは基本的にメンテナンスフリーで、グリスアップをしなくてもそれほど問題は起こらないのですが、5年ほど使用したので、グリスアップしてみました。
ペダルはPD-6800。
一世代前のアルテグラのモデルになります。
ペダルから軸を外しますが、ペダルに締める方向を、示すマークが付いています。
このペダルは右足用のペダルで、軸のある方から見ると締める方向が反時計回りになります。
緩めて軸を外すのは時計回りになり通常のネジとは逆回転になり、いわゆる逆ネジとなるので注意が必要です。
外してみました。
割と綺麗でした。
せっかくなので、分解しました。
ベアリング球は小さく転がっていってしまう事があるので、無くさないように注意が必要です。
シャフトが出てきました。
若干の汚れやサビがありました。
汚れを掃除し組み直し、球当たり調整をします。
この際、2つのナットで調整するのですが、この2つのナットを逆方向に回してしっかりと固定しておかないとペダリングの際に下側のナットがベアリングに当たる方向へ回ってしまい、ペダルの回転が非常に重くなってしまいます。
この右足用のペダルの場合、
上のナットは反時計回り(写真赤矢印)
下のナットは時計回り(写真青矢印)
に回すようにしっかりと締め、この2つのナットが動かないようする必要があります。
また写真のペダルは右足用ですが、左足用のペダルの場合、それぞれ逆方向になります。
これが意外と難しいので、参考にする場合は注意してください。
調整次第ではアルテグラのペダルでも、デュラエースと同等かそれ以上の回転のスムーズさを得られますよ。