明けましておめでとうございます。
2020年最初のブログ更新になります。
無理のない範囲になってしまいますが、少しでも参考になったなぁと思われるよう、このブログを続けてゆきたいと思っております。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
さて、今回はディレイラーハンガーの調整についてです。
ちょっと遅いですが、12月に入ってからシクロクロスの練習を開始しました。
久々にシクロクロスに乗り練習したら、ロードの感覚とだいぶ違い、荒れた道を走るのが怖くなっていました。
未舗装路を走ったり8の字の練習をしたりして次第に慣れてきましたが、やはり何度か転びました。
先日もちょっと派手に転びました。
スピードは出ていないの怪我は大したことないのですが、自転車を起こして乗ってみると、ギアがガチャガチャいってリアの変速が調子悪くなっていました。
これは恐らくディレイラーハンガーが曲がってしまったと思い、帰宅し確認すると明らかに曲がっていました。
しかし、その当日は時間が無かったため、後日ディレイラーハンガーを行いました。
先ずは状態の確認です。
後ろから確認すると、目視でも簡単に分かる曲がり。
ディレイラーとチェーンを外してみました。
写真でもはっきりと曲がりが確認できます。
ディレイラーハンガーの修正には専用の工具が必要です。
私が持っているのは、BLAND-XというWIGGLEやCRCが取り扱っているメーカーのディレイラーハンガー修正工具です。
それほど、高価ではない割にはちゃんと使える物です。
リアディレイラーをハンガーから取り外し、この工具を取り付けます。
そしてホイールの上側に、工具の先端の棒を当てて、赤いゴムワッシャーをその印にします。
次にこのゴムワッシャーの位置をずらさないようホイールの下側で、工具の先端の棒を当ててみます。
内側と位置が全然違いますね。
もし、ハンガーが曲がっていないならば、上側、下側、右側、左側の位置でゴムワッシャーの位置と同じくらいになるのですが、この場合はかなりの曲がりが確認できます。
何度も転んでいるので、かなりの曲がりが出てしまっているようです。
というわけで、上下左右の4箇所で見て、先端の棒が同じくらいの出しろになるよう、工具に力を加えて曲がってしまったハンガーを修正して行きます。
一気に修正しようとはせず、少しずつ形を整え、上下左右を何度か見ながらの作業になります。
…
一応、修正が終わりました。
これは上側で見た状態ですが、下側で見た状態や左右の状態も同じ程の出しろになっています。
ハンガーを後ろから見ると
今回はチェーンの清掃もしたかったのでチェーンは外していますが、慣れればチェーンは外さずに、リアディレイラーをハンガーから外しチェーンにぶら下げた状態でも、作業はできます。
チェーンを取り付けた状態で修正前と修正後を比較するとだいぶ変わっているのが分かりますね。
左が修正前、右が修正後です。
変速調整も行い動作はバッチリです。
シマノ105ですが、デュラにも負けない変速性能になりました。
ディレイラーハンガーというのは、転んだりぶつけたりしなくとも無理な変速をした場合などに力が加わり、曲がったり、折れたりしてしまう事があります。
リアの変速がイマイチで、調整しても良くならない時はディレイラーハンガーが曲がっている事が多いので、ある程度自分でメンテナンスする方は持っていた方が良いです。
ディレイラーハンガー修正工具は、しょっちゅう使う物ではありませんが、あると必ず役に立つので自分の買った工具の中でも、買って良かったなぁと思う工具の1つです。
Amazonなど国内でも同様な物が販売されていますので、気になった方はチェックしてみてください。