金色への道

湘南のロード乗りの徒然

2024年のロードホイールまとめ①

 

ロードバイクのディスクブレーキ化が進んだのに伴い、ロード用ホイールは着実に進化しており、リムブレーキの頃とは全く別物になっている感があります。

2024年は多数のブランドから、進化したホイールが発表され、ある意味豊作?な年でした。

 

大手のメーカーのみならず、新興メーカーからも優秀なホイールが発売されており、ホイール選びが楽しくも悩ましい…。

 

2025年も新しいホイールが続々と生まれてくることでしょうが、今回は2024年に発売されたホイールのスペックをまとめてみたいと思います!

 

 

1 Campagnolo


BORA WTO ULTRA

リムハイト:35mm、45mm、60mm
リム内幅:23mm
リム外幅:28.4mm
前後セット重量:1285g、1325g、1395g
スポーク: F21/R21 G3
ハブ:CULTベアリング、フロントハブボディがカーボン製
参考価格: 667,700円(税込)


BORA WTO

リムハイト:35mm、45mm、60mm
リム内幅:23mm
リム外幅:28.4mm
前後セット重量:1370g、1405g、1460g
スポーク: F24/R24 G3
ハブ:USBベアリング仕様、ハブボディはフロントリア共にアルミ製
参考価格: 469,700円(税込)


泣く子も黙る?ハイエンドレーシングホイールと代名詞ともいえるカンパニョーロのBORAシリーズ。

2023年に発表されたハイペロンでは非採用であったG3組を採用し、カンパニョーロらしいルックスは、所有欲も満たしてくれます。

注目リム幅が23Cとワイドになり、現代的な仕様に対応しました。

また全体的に軽量化が進んでいます。
例えばウルトラでないノーマルモデルの45mmでは旧モデルではカタログ値1520gだったのが、今作では1405gとかなりの軽量化を実現しました。

 

前モデルと同様ですが、ULTRAモデルでは、ニップルがリムの外に出ていないMo-Mag™という独自のニップルを使っており、エアロ性能を高めています。

 

www.riogrande.co.jp

2 CADEX


MAX40

リムハイト:40mm
リム内幅:22.4mm
リム外幅:28mm
前後セット重量:1249g
スポーク: F16/R24エアロカーボンスポーク
ハブ:セラミックベアリング、スポーク一体形成フランジ
参考価格: 594,000円(税込)

ジャイアント傘下のハイエンドコンポーネントブランドのCADEXからはリムハイト40mmの軽量ホイールが発売されています。

カーボンスポークを使い前後セット重量を1249gに抑えてきました。

猛者がこぞって使用するULTRA50よりさらに100g軽く、40mmのリムハイトは山岳でも平坦でも使いやすい正にオールラウンドホイール。

TCRなどの軽量フレームと合わせたら最高!でしょうね。

 

www.cadex-cycling.com

3 ROVAL


RAPIDE CLXⅡ TEAM

リムハイト:フロント51mm、リア60mm
リム内幅:21mm
リム外幅:フロント35mm、リア30.7mm
前後セット重量:1390g
スポーク:F18/R24 DT aerolite® II
ベアリング: SINCセラミックベアリング仕様
参考価格:605,000万円

レムコによってパリ五輪を制したROVALのRAPIDE CLXⅡ TEAM。
生産数が限定され抽選販売だったので、新品では手に入れる事はほぼ不可能ですが、非常に魅力的なホイールのため記載しました。

ノーマルのRAPIDE CLXⅡに比べて130g軽量となり、前後で1400gを切る重量。

そしてDT SWISS の最新のエアロスポーク、DT aerolite® IIを採用し、エアロ性能もアップデート。

手に入らないとなると余計気になってしまいますが、入手はかなり高難易度です。

 

specialized-store.jp

4 RESERVE


34|37 (DT180仕様)

リムハイト:フロント34mm、リア37mm
リム内幅: フロント23mm、リア22mm
リム外幅: フロント30mm、リア29mm
前後セット重量:1324g
スポーク: 前後とも24本 2X
ハブ:DT SWISS 180
参考価格: 434,500円(税込)

 

52|63 Grand Tour Special Edition DT180 HG

リムハイト:フロント52mm、リア63mm
リム内幅: フロント25mm、リア24mm
リム外幅: フロント35mm、リア34mm
前後セット重量:1576g
スポーク: 前後とも24本 2X
ハブ:DT SWISS 180
参考価格: 467,500円(税込)

ヴィスマリースアバイクにホイールを供給している新興ブランドRESERVE。

2023年にはヴィスマによって全てのグランツールを制覇するという偉業を成し遂げました。

34|37は比較的リムハイトの低い軽量オールラウンドホイール。

超軽量ではありませんが、DTスイス製のハブを使用し堅実な造りとなっています。

52|63 Grand Tour Special Edition は2023年のヴィスマによる3大グランツール制覇の偉業を記念したスペシャルエディション。

重量は特別軽くはありませんが、フロント52mmとリア63mmのハイトを持つホイールである事を考えれば重いホイールではないでしょう。

このホイールのリムには特別なグラフィックが施されており、ファンには堪らない逸品。


RESERVEのホイールの面白いところはハブのグレードDT Swiss の350、240、180から選べるところです。

 

紹介した物は最上位の180ですが、240だと¥383,900、350だと ¥295,900となり、価格も安くなります。

またグレードが下がると共にセット重量も増加し、34|37の場合、180で1324gなのに対し240だと1354g、350だと1408gというカタログ重量です。

 

sports-w.com

 

5 Fulcram

SHARQ

リムハイト: 42mm – 47mm
リム内幅:25mm
リム外幅:29.8mm
前後セット重量:1440g
スポーク: 2:1組 前後とも24本
ハブ:USB セラミックベアリング仕様
参考価格: 482,900円(税込)

フルクラムからはリムハイトが42から47mmで変化するリムを採用したSHARQが発表されました。

2ウェイブリム名付けられたウネウネリムが特徴的で、グラベルでの使用も想定されたホイールです。

そのためリム内幅は25mmとかなり広くなっていますが、外幅は30mm以内なので、28cのロードタイヤも履く事はできそうですね。

異形リムによる空力作用に加え、新たに開発したスポークは0.8mmの薄さと3mmの幅を持つスチールエアロスポークが採用され、リムハイト以上のエアロダイナミクスが期待できるでしょう。

 

www.riogrande.co.jp

6 Black inc


48/58

リムハイト:フロント48mm、リア58mm
リム内幅:23mm
リム外幅:28mm
前後セット重量:1290g
スポーク: エアロカーボンスポーク
ハブ:セラミックスピードベアリング搭載
参考価格: 437,800円(税込)

 

FACTAR 傘下のBlack incからはカーボンスポークを採用し、フロント48mmリア58mmのハイトながら、1200g台の軽量ホイールが発売されています。

ちなみに日本代理店のページでは1250gとなっていましたが、本国サイトでは1290gとなっており、どちらにせよこのリムハイトでこの重量はチューブラー並の軽量さは凄い。

そして、価格も40万円台前半と、ハイエンドホイールの中では比較的価格も低めなのも魅力。

ルックスも迫力があり、エアロロードのみならず、軽量フレームのロードでも重量増を抑えつつエアロ化できそうです。

www.trisports.jp

 

 

 

www.maejii.com