10月18〜20日に宇都宮で行われたジャパンカップ。
開催の5日程前に台風で被害を受け、開催が危ぶまれましたが、急ピッチで復旧が行われて、無事に開催する事ができました。
私は友人とともに19日のチャレンジレースに出場。
19日に宇都宮市内で宿泊し20日はレース観戦と初のジャパンカップでしたがしっかりと満喫してきました。
しかし、19日の現地に着くまで、本当に開催できるのか、自分の走るレースは出走できるのか、と不安でした。
というのも、出発前の19日未明は関東は雨。湘南も大雨でした。
雨は次第に治る予報でしたので、無事開催される事を祈りながらの出発でした。
レースの行われる宇都宮森林公園付近に到着したのは、午前7時半ころ。
駐車場に戸惑いながらも無事に着きました。
雨は強いはないものの変わらず降り続いておりましたが、レースは開催される様子です。
幸い気温がそれほど低くなく寒さに凍える事はありませんでした。
雨天の中、準備と受付を行いましたが、まともなアップは出来ずにスタート地点に。
ジャパンカップはスタートして直ぐに一番キツイ古賀志林道の登りがあると知っていたので、出来れば十分なアップするべきですが、初のジャパンカップとの事もあり、余裕は全くなかったです。
また路面状況も悪く、特に下りでの落車が怖い。全く初めて走るコースなので先が読めないこともあり、無理はせず、大きな事故なく無事に完走する事を前提として出走しました。
レースが始まり、少し走ると古賀志の登り。
距離は1kmちょいですが、平均勾配8.4%、最大15%の勾配を我先にと、登って行きます。
自分は300W前後で登りましたが、先頭には追いつけず。
みんな強い。
登りが終わると、恐怖の下りです。
流石に慎重に降る選手が多く、自分もその中の1人でしたが、ときたま横から勢いよく抜いてゆく選手もいます。
この状況でよくスピード出せるなぁ
と思いましたが、コースをある程度知っている選手なら多少はスピードも出せるのでしょうか。
無事下りを終え暫し走ると、国道に出るための直角カーブ。
このカーブにはグレーチングがあるため、他の選手もかなり慎重にクリアしていました。
その後は田野の交差点まで平坦ストレートでしたが、水溜りが多くそれを避けながら4人程の纏まりで走りました。
平坦ストレートの終点は田野の交差点ですが、自分は交差点までの距離感を測り間違え、小集団から溢れゆっくりと1人でコーナリング。
コーナーの後の登りで追い付くため、無駄に体力を消耗するという失態を犯しました。
コースを知らないとはいえ、路面状況や周りの事に気を取られ、一瞬の判断ミスが遅れになってしまいました。
しかし、これもロードレースの面白いところです。
さて、出場したチャレンジレースは2周回のレース。
最終周、2回目の古賀志の登りに入り、300Wで回そうとしますが、体力消耗のため出来ません。
何とか280W前後で登りました。
その後の古賀志のダウンヒル。
登りでは何名かの選手を抜き、それなりに走れましたが、下りはやり慎重に走りました。
下りでは抜かれます。
ダウンヒルの最後の方に、急な右カーブがあり、ここも慎重に曲がっていましたが、急にイン側から抜いてきた選手がいて、その選手に押し出される様になり曲がり切れずコース外側にあるクッションに接触。
接触する前にスピードを落とせていたので、衝撃はほとんどありませんでしたが、止まった瞬間グレーチングで ずるっと滑り転びました。
急カーブで急に抜かれ驚いたのもありますが、曲がれなかったのは自分の技量不足もありますので文句は言えません。
転び方はほぼ立ちゴケなので怪我はありませんでしたが、近くにいたスタッフの方に「大丈夫かい?」と声をかけられました。
「大丈夫です!」と答え、直ぐに自転車に飛び乗り再発進。
この間、後ろの選手に抜かれる事はなかったように思いますが、ここからは完全に一人旅になりました。
前に後ろにも同じレースの選手がいないなかったけと、辛いけとしかっり淡々と残りのコースを走り切りました。
結局、最後まで雨は止まなかったなぁ。
約20kmのレースでしたが、非常疲れました。
バイクもドロドロ。
レースの結果は、上位の1/3くらいの順位と満足いくものではありませんが、ヒルクライムやエンデューロではなく、公道を使ったロードレースは何気に初めてであり、学ぶ事も多くあり非常に良い経験になったと思います。
駐車場に戻ると雨が上がり、薄日が差してしました。
天気予報通りです。
しかし、大きな事故はなかったので良しとしましょう。
また来年も出場し、もっと上を狙いたいと考えています。
さて、自分のレースは終わりましたが知人がオープンレースに出場していたので、自分の片付けをある程度済ましてから再び会場に向かいました。
オープンレースは、トップアマチュアも出場する7周回約70kmのレースです。
自分らが会場に着いたのはレースも半ばまで消化した頃でした。
企業ブースを廻りつつ、走っているはず知人を探しましたが、一向に見つかりません。
レースの残り2周になって少しした頃、足切りにあった選手多数が戻ってきて、その中に知人らしき人を見つけました。
どうやら序盤にグレーチングで滑り落車して怪我をしまったようです。
その知人はマウンテンバイクが得意な方でしたが、それでも転ぶ時は転ぶのですね。
怪我は膝の擦過傷が深そうで痛々しかったけど、その状態で手当てもせず足切りに遭うまで走り切るのは、流石でした。
知人の手当てに付き合い、会場で暫し話しをした後、その知人とは会場で別れ、自分たちは車で宿泊する宇都宮駅方面のホテルに向かいました。
駅前で行われているジャパンカップクリテリウムを見に行く予定でしたが、渋滞でホテルのチェックインが遅そくなり、また疲れもありホテルで暫し休憩した後、宇都宮餃子を食べに行き、この日は終了〜。
朝3時起きでしたので、流石に疲れ果てました。
20日のプロのロードレースについては次の記事で書きます。
今回もお読み頂きありがとうございました。