室内トレーナーやボトルケージで定評のあるエリートから、新しいスマートトレーナーが発売されるようです。
その名は ZUMO
エリートから出ているDRIVO、DIRETEに次ぐ、三番目のダイレクトドライブ式スマートトレーナーとなります。
その特徴を見て行きます。
Elite Zumo Direct Drive Smart Trainer の概要
- ダイレクトドライブで静音設計
- パワー測定精度 ±3%
- Power Meter Link 機能
- 温度補正機能
- 最大再現斜度 12%
- パワー 1,100W (40 km/h) 1,800W(60km/h)
- クイックリリース 130-135x5mm及び、スルーアスクル142x12mmに対応
- エリートのトレーニングアプリ My E-Training の12ヶ月分のチケット付き
- 重さ33.1ポンド 約15kg
- 価格 $699
パワーメーターの精度が±3%とありますが、DORIVOやDIRETOのように歪み計で実際のパワーを計測するのではなく、アルゴリズムでの計算値となるようです。
そのため補完的な機能として、Power Meter Link 機能が新たに追加されています。Power Meter Link 機能とは、パワーメーターを他に使用する場合、そのパワーメーターとペアリングしZUMOに記憶してパワーとして出力できる機能とのことです。
また新しい機能として温度補正により、使用場所が変わっても正確なパワーのキャリブレーションができるらしいです。
再現斜度については最大12%まで。室内トレーニングという面では問題ないかと思います。しかし、パワーがある方には、もしかしたら足りないかもしれません。
ちなみに私は最大斜度14%のエリートDIRETOを使用しZIWFTをやっていますが、不足と感じたことはありません。それ以上の斜度になってくるとダンシングを織り交ぜながらの登坂になってきますが、ローラー台でのダンシングはフレームに負荷が掛かるので、あまりやりません。
ZUMOは、重さが15kgあるので、レース会場にアップ用で持って行くのはちょっと厳しいです。私のDIRETOも重さは15kgほどあるので、完全に据え置きローラー台になっています。
ダイレクトドライブ型のスマートトレーナーとしては比較的、低価格で$699となっており、国内で発売するときは9万円台になってくるかと思います。
おそらく中国メーカーのXplova NOZA (95,040円)に、対抗する価格帯になるのではと予想しています。
しかしNOZAの方が再現斜度が18%なので、ちょっと劣勢か。ただ、エリートというローラー台の老舗メーカーが、これまでのトレーナーを製造し培ってきた研究成果がありますので安心感はあります。
ZUMOの発売は2018年の12月となっており、一部の海外サイトではプレオーダーの段階。
日本でエリートの製品を扱うカワシマサプライさんですが、現段階では何も情報が出ていないので、日本での発売はまだ先のようです。
発売当初は20万円ほどする高価なスマートトレーナーも、10万円を切る価格でもで初めてきました。来年には他のメーカーでも価格帯を下げた製品が出てきそうですね。ZWIFT人口かまた増えて盛り上がることを期待します。