ボトルケージはロードバイクのパーツの中では比較的安価です。
その値段ゆえにあまり細かいインプレはされない傾向にあります。
しかしロードバイクにおいて水分補給の重要性は非常に高く、ボトルとボトルケージの使い易さは、パフォーマンスにも直結します。
そこでボトルケージの使い心地を書いていこうと思います。
第一弾は、この品
イタリアメーカーELITEの定番ボトルケージ エリート カスタムレース です。
値段は1,500円前後と入手しやすい価格。
私もロードバイク用のボトルケージとしては一番最初に買ったもので、5年たっても異常なく使用できています。
まずは、重さ。
カタログ重量は44gだったと記憶しています。
42g。カーボンではない樹脂のボトルケージとしては普通の重さです。
挿入口の横幅内径をノギスで測ってみたところ、71.3mm。
ボトルの入れ易さはどうでしょう。
試しに、手持ちの違うメーカーのボトル3本を入れてみました。
左からエリート、キャメルバック、タックスの3本です。
ボトルの直径は左から 72.8mm 75.2mm 73.2mm。
写真では分かりにくいですが、キャメルバックのボトルは真ん中辺りが膨れており若干太いです。
ボトルを入れるイメージは、ロードバイクに乗っていて、ドリンクを補給し、サッとボトルを戻すイメージです。
まずは、同メーカーのエリートのボトル。
違和感なく挿入できます。
ボトルの底がケージの下のボトル止めまで若干届いていませんが、少し押してやると、最後まで押し込めます。
ボトルもしっかりホールドされつつ取り出しもスムーズに取り出せます。
流石、同じメーカーです。
続いてタックスのボトル
やはり最後までは入っていません。
力を入れて押せば最後まで入りますが、実走だとバランスを崩しそうです。
ホールド感はかなりありますが取り出しが硬い。
ボトルのくびれ部分がしっかりとボトルゲージと噛み合い、取り出し時にも力が要ります。
最後は、キャメルバックのボトル。
飲み口が特徴的で補給し易く、自分も長らくこの組み合わせで使ってました。
入ってませんね。
ボトルを最後まで押し込めようとしましたが、これ以上入りません。
ただ、この状態でも割とホールドされています。ボトルが太いためでしょうか。
やはりボトルが75mmあるので、72mmのボトルケージには入りきらないようです。
こんな状態で何年も使っていました、自分…。
さて、幾つか試した結果ですが、ボトルとの組み合わせでは、自分的にはエリートのボトルが一番しっくりきました。
やはり同メーカーどうしの安心感があります。
このエリート カスタムレースの特徴ですが、柔軟性が高く、簡単にグニャとします。
ですが、ボトルはしっかりホールドできます。
また、私が気に入っている特徴として
ボトルゲージの取付位置を調整できるという事があります。
取付穴が複数ある且つ楕円になってますね。
この穴により取付位置に調整ができます。スロービングしたフレームでもボトルゲージを下の方に取り付けることにより出し入れが行いやすくなる。
また、シートチューブ側に付けツールケースを入れる際も、他の調整の効かないボトルゲージに比べて下の方に取り付ける事ができ、重心を下げる事ができます。
ツールには工具やチューブなど割と重量のある物が入るため10〜20mmほど下げるだけでも違いが出そうな気がします。
このエリート カスタムレースは値段が安く入手しやすい。
カーボンの物よりは重量があるが、汎用性が高く頑丈。長く使えます。
また、デザイン性も良くカッコいいと思います。
気になる方がいれば是非試してみてください!