以前、DTスイスのロード用ホイールR20 Dicut をチューブレス化しようとして、どうしても後輪のリムにタイヤのビートが上がらず断念した事をブログに書きました。
その後、シクロクロスのホイールをチューブレス化しロード用のセミスリックタイヤ嵌めたり、パナレーサーのグラベルキング を嵌めたりして、チューブレスレディのホイールの扱いに小慣れてきました。
そこで、チューブド仕様で使っていたDRスイス R20 Dicut のチューブレス化に再挑戦してみたところ…
あっさり とまでは行きませんが、何とかフロント、リア共にチューブレス化に成功する事が出来ました!
空気の漏れも、丸1日で0.2〜0.3Barほどなので問題はなさそう。
ここのところ、チューブレスタイヤやチューブレスレディタイヤのラインナップが増えてきて、これからチューブレスを導入してみたい! という方も増えてくるかと思います。
しかし、上手くいかない!ビートがどうしても上がらない!
という場合も出てきて困ったときのため、これをやったら上手くいったという私が行った対処法を書いておきます。
1. チューブレス用ブースターボンベを使う
マビックのUSTホイールは通常のポンプでのポンピングでビートが上がるようですが、チューブレス全般がその様には行きません。
やはり、チューブレスを運用するならチューブレス用のブースターボンベを使うべきです。
これがあれば、一気呵成に空気を入れることができ、ビート上げの成功率がかなり上がります。
O2ボンベでも代用は出来ますが、使い捨てのため、失敗したときの喪失感がハンパない…
私はシクロクロスのチューブレス化の際に、サーファスのエアフォースワンというブースターボンベを買いました。
SERFAS(サーファス) ポンプ エアフォースワン チューブレス エアボンベ 47007
これは別のポンプからエアを充填するタイプですが、ポンプとブースターが一体化したタイプもあるようです。
LifeLine - AirBlast トラックポンプ (チューブレスタイヤ用)
エアフォースワンは、6,000円ほどの価格で多少の出費は嵩みますが、チューブレスを運用するなら、この様なチューブレスボンベは絶対あった方が良いです。
2 濃いめの石鹸水を塗りたくる
ブースターボンベを使って、一気にエアを充填しても、どこからかエアが漏れてしまう。
そんな時は、濃いめの石鹸水をリムとビートに塗りたくりましょう。
サラッとしていてはダメです。
泡立つくらいの濃さが良いです。
なんなら泡で出るタイプのハンドソープをそのまんま塗ってもいいかもしれません。
自分は掃除用に作っていた濃いめの石鹸水をびたびたになるくらい塗布したら、上手くビートが上がる事がありました。
3 バルブを替える
バルブ周辺から空気が抜けてしまう場合、リムの形状とバルブの根元の形状の相性が悪い恐れがあります。
バルブの根元の形状は、かなり様々です。
今、自分の手元にあるチューブレスバルブを見てみると
一つは根元が円錐状、もう一つは平らでブロックの様になっています。
他にもカマボコ型の物もシクロクロスに使用中です。
リムメーカーの指定のバルブがある場合もあり、その場合は指定のバルブ使うのが良いです。
分からなければリムとバルブの形状を見て、実際に試してみてください。
上記の3点が私の経験した上でのチューブレスのビートが上がらない場合の対処法となります。
ブースターボンベやバルブの追加購入など、出費が出てしまう面もありますが、チューブレスを運用するに当たっては、あった方が良い物なので、不足を感じるなら検討はしてみるべきかと思います。
その他、チューブレスレディホイールにチューブレスリムテープを貼るときは、幅のあった物を使い、なるべくテープとリムの間に空気が入らないよう、綺麗に貼りましょう。
これも慣れかと思います。
ただ、丁度良い幅のテープが、国内通販での入手が難しい場合があり、その場合自分はeBayで探したりもしています。
以上、チューブレスレディホイールのチューブレス化について、参考になれば幸いです。
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