金色への道

湘南のロード乗りの徒然

カーボンソールが割れた…。

昨年の話です。

履いていたシューズのソールが割れました。

メーカー名はあげませんが、自転車用アパレル、アクセサリーの老舗メーカーのハイエンドモデルです。

かなかな軽量で履き心地も良く気に入っていたのですが、まさか割れるとは…

カーボンソールを割るほどのパワーで使ったか!?とは残念ながら言えません。

自分はどちらかというとクライマータイプで、スプリントは苦手でそんなに大きなパワーは出せないのです。

最初に異変をあったのは、ヒルクライム中にトルクを掛けてペダルを回すと、パキッ っと異音かするようになった事。

その時はシューズが原因とは考えず、ボトムブラケットやその周辺かと思いました。

しかし、ボトムブラケット周りを見直しても状況は変わらずでした。

5年近く使っているフレームのため、そろそろ寿命なのか、と考えもしていましたが、フレームは直ぐには変えられないので、とりあえずそのまま乗っていました。

で、クリートをそろそろ交換しようも思いシューズの裏を見てみたら、ヒビが見えてびっくり。

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右足。

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左足も同様にネジ穴の少し下辺りに亀裂があります。

 

今までシューズのソールが割れた経験はなく、使用期間も1年半に満たないので、想像もしていなかった。

もしかしたら、クリートの取付ネジの締め過ぎかも、と考えました。

昔、横浜の大手自転車販売店でシューズを購入した際に年配の店員の方に「クリートのネジはかなりキツく締めないとダメだよ」と教わったので、今までかなり強く締めていました。

これまでクリートネジの適正トルクを気にした事がなかったので調べてみたら、シマノでは5〜6Nmとなっていました。

締め付けの強さ的には、ステムやハンドルを組み付けるときの締め付けトルク程度なので、そこそこの強さで締め付けは必要ですが、締め付け過ぎも良くない様です。

しかし、改めて割れたソールを見てみると、割れている位置は左右の両方ともに同じ位置。

その位置は母子級のやや下辺りなんですが、通常の徒歩やランニング用の靴ならば、歩行時にソールがしなって曲がる箇所です。

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今回割れたカーボンソールはハイエンドで剛性も高いもので、歩行時にもしなって曲がる事は無い物と思われます。

なので、もしかしたらこのシューズを履いたときの歩き方が問題であったのかも。

サイクリングシューズと言えども、休憩時などに多少なりと歩かなければならないシュチュエーションは出てきます。

その際、普段履く靴のように、自然に足を使う歩き方をしてしまうと、カーボンソールに想定外の負荷がかかってしまい、それが続くと割れる原因になってしまうのかもしれません。

なので、しなりのないカーボンソールのシューズを長持ちさせるには、歩くときは足の裏はしならせないよう真っ直ぐを意識して歩いた方が良いのかも。

非常に歩きにくそうですが。


今回のカーボンソールの割れの原因がネジの締め過ぎなのか、歩き方なのかは分かりませんが、今後は気をつけようと思います。


ちなみに今回ソールが割れたシューズはシマノではありません。

今まで、4足ほどシマノのサイクリングシューズを使用していますが、シマノではソールの割れが起こった事はありません。

ペダルがシマノなので、相性を考えるとシマノシューズがベストですかねぇ。