前回の記事では、ボトムブラケットハンガー(以下、BBハンガー)なタップを切り直すことになった経緯を書きました。
今回は実践編です。
ネットで注文したシマノのボトムブラケットは2日で届き、HOZANのBBハンガータップは3日で届きました。
正月休みの最終日でしたが、何とか作業に取り掛かれました。
HOZANのBBハンガータップはこれ。
早速、作業に取り掛かりました。
左用と左用の2つのハンガータップがあり、片方にはRH、もう片方にはLHとあったのでRHは右側のドライブトレイン側、LHは左側か と思いました。
しかし、間違えです。
説明書を見ると
RHは正ネジで右回転。そのため左クランク側。
LHは逆ネジで左回転。そのため右のドライブトレイン側。
となっていました。
シマノのボトムブラケットとは表示が逆になるので、注意が必要です。
さて、施工に入ります。
左クランク側のBBハンガーのネジの状態です。
こちらはネジ山は潰れていませんが、塗料が残った感じで、あまりキレイではありませんね。
作業をして行きます。
タップ用の切削油はありませんので、汎用の機械油を塗りながら行いました。
塗料が剥がれ、だいぶキレイに。
問題のドライブトレイン側のBBハンガーです。
全く酷い状態だ!
誰がこんなことを!
… もちろん自分です。
機械油を塗布しながら恐る恐る、タップをねじ込んで行きます。
途中、抵抗があるところでは更に慎重に力を加えて行きます。
少し進んだら、一度タップを取り出し、切り屑を掃除して再びねじ込んで行く作業を何度か繰り返しました。
十分な深さまで、タップを進めることができたので、タップを取り出し掃除して様子を見てみました。
だいぶキレイになりました。
HOZANを工具は流石に精度が高く、真っ直ぐに入って行ってくれるので、使いやすかったです。
おかげで無事BBハンガータップのネジを修復する事が出来ました。
本当は面取りもするべきでしょうが、これも専用工具が必要なので、今回は面取りはせずにボトムブラケットを取り付けます。
締め付け工具を使わずに手だけでも、ある程度までスムーズにねじ込むことが出来ました。
最後は左右ともしっかりと工具で締め付け完了。
初のBBハンガーのタップ切り作業でしたが、問題なく出来たと思います。
この後、クランクを取り付け、新しいチェーンを張り、シフトワイヤーを取り付けディレイラーの調整など、残った作業を行い、夕方には何とか乗れる
状態まで仕上げることが出来ました。
一時はどうなる事かと思いましたが、翌日の通勤に支障をきたす事がなく、一件落着。
バタバタとした正月休みになってしまいましたが、おかげでお酒を飲み過ぎることは無かったため体調は良いです 笑
最後までお読み頂きありがとうございました。