先日行われた「北の地獄」パリ〜ルーベ。
石畳や未舗装路がコースに組み込まれた地獄と形容されるほどの過酷なクラシックレース。
そのパリルーベでAG2RシトロエンのSNSにて、使われた機材の一部の写真がアップされていましたのでご紹介します。
先ずは、バーテープ。
メーカーはフィジーク。
Tempo Microtex Bondcush
もしくは
Terra Microtex Bondcush
を使用。
両方とも3mm厚さの比較的厚目のバーテープで、Tempoはロード用、Terraはグラベル用にデザインされたバーテープです。
さらにバーテープの下にはゲルクッションがプラスされているそうです。
おそらくこれかと
https://www.wiggle.jp/fizik-フィジーク-バージェル-2セット-
流石、プロのメカニック。
ゲルパッドが入っているのが分からないくらい綺麗にバーテープを巻きますね。
巻き終わりは付属の化粧テープではなく、ビニールテープのようなテープで止めてあります。
車体は軽量オールラウンダーのSLR01。
そのヘッドとフロントフォーク周り。
タイヤ幅は30mmで、フォークに入るギリギリな感じですね。
BMCでは現行SLR01のタイヤクリアランスは30mmとなっています。
見た感じほとんど余裕は無いので30Cでもグラベル用のノブ付きタイヤだと入らないかもしれません。
タイヤはPirelliのチューブレスとチューブラーを選手によって使い分けているようです。
こちらはカンパニョーロの旧ロゴのなので、BORA ONE 50と思われます。
タイヤに分かりやすく30と手書きしていますね!
チューブレスの方もタイヤ幅は30mmで、シーラントに加えインサートも追加しています。
ホイールはカンパニョーロのBORA ULTLA WTOでしょうか。
チューブレスタイヤの組み付けにはビード上げ用の工具も使用しているようです。
何本もホイールを整備しなければならないため、プロのメカニックも指だけではチューブレスタイヤのセッティングは厳しいのでしょうね〜。
ディスクブレーキが主流になる前のパリルーベでは、リムブレーキ用のキャリパーを開放状態にして、何とか28Cや30Cのタイヤを何とか入れてたのは、つい2,3年前の話だったと思うですが、なんだか随分前に感じます。
今年のパリルーベではディスクブレーキに30Cのタイヤが当たり前になったようですが、過酷なコースでは、パンクどころかホイールが崩壊するトラブルも。
Malheureux accident de Christophe Laporte sur le secteur pavé de Saint-Python, plus de peur que ne mal c'est là que l'on reconnaît un professionnel, courage à tous les coureurs !! @lequipe @France2tv @Paris_Roubaix @LAPORTEChristop pic.twitter.com/JCaaduiPW8
— haegeman nolan (@nolan_haegeman) 2022年4月17日
The unseen footage of @WoutvanAert's bike change on the Wallers cobbles. Wheel folded double.
— Vincent Van Genechten (@VVGenechten2) 2022年4月19日
Speedy work from @TimoRoosen, I have to say 🔥#ParisRoubaix @sportwereld_be pic.twitter.com/2bQKzVc4bW
前者がクリストフ・ラボルト選手。
後者がワウト・ファンアールト選手。
両方ともユンボヴィスマの選手です。
ホイールのサプライヤーは
…
シマノ
ですね。
大丈夫か!?デュラエース !?
それほど過酷なレースだったとの事でしょう。
この記事の写真は以下よりお借りしています。