ロードバイクで路面に直に接するのがタイヤだけ。
当たり前ですが、タイヤはロードバイクにおいて走行感を左右する最も重要な要素と言える物です。
そして常に重力に引っ張られるヒルクライムでは、やはり軽量性を求めたいところですね。
ロードバイク用タイヤでは2020年に新ETRTOが定められ、メーカーがそれに合わせてタイヤを発表しつつあります。
今回は重要な構成要素であるタイヤについて、昨今発売された中で使ってみたい物を幾つかまとめてみました。
タイヤ幅は24C〜28Cとし23Cは除外。
理由としてはホイールが内幅19C以上のワイドリムが主流となっている事、新ETRTO基準が622×19からとなっており、25Cと28Cタイヤはこれに基づいて造られる事になっているからです。
また国内でも手に入りやすそうな物をピックアップしました。
パナレーサー
AGILEST 25C 190g(税別定価5700円)
AGILEST 28C 210g(税別定価5700円)
AGILEST LIGHT 25C 170g(税別定価6200円)
2022年の日本ではかなり話題になったタイヤ アジリスト。
その軽量さから富士ヒル前にはほとんどのショップで品切れ状態でした。
ノーマルアジリストの25Cで190gという軽量さ。
28Cでも210gと他社の25Cのタイヤ並みです。
アジリストライトは25Cで170gは反則級の軽さです。
ここまで軽いとパンク耐性や耐久性が気になるので、使うならノーマルアジリストかなぁ。
日本メーカーなので製品ごとの誤差も少ないと考えられます。
試してみたいタイヤ。というか試すべきタイヤでしょう。
価格も抑えられており、税抜き5700円〜という最新モデルにしては安い。
これはありがたい。
IRC
ASPITE PRO RBCC 25C 220g(税込7480円)
ASPITE PRO RBCC 28C 250g(税込7480円)
ASPITE PRO S-LIGHT 25C 200g(税込7480円)
ASPITE PRO S-LIGHT 28C 220g(税込7480円)
チューブレスタイヤに一日の長のあるIRCも新しいクリンチャータイヤASPITEを発売。
なかなか堅実なラインナップで、RBCCモデルは軽量とは言い難い重さではあるので、ヒルクライム用というよりオールラウンドモデルですね。
S-LIGHTモデルはなかなかの軽量性があり、耐久性に期待できれば、これの選択もあり。
RBCCもS-LIGHTも価格は税込7480円。
安くはないけど、手を出せない価格ではないですね。
ヴィットリア
CORSA N.EXT 24C 190g(税込7997円)
CORSA N.EXT 26C 200g(税込7997円)
CORSA N.EXT 28C 210g(税込7997円)
ヴィットリアから発売された新ETRTO基準のクリンチャータイヤCORSA N.EXT。
レース仕様のコルサとトレーニング向けのルビノの間を埋めるモデルとして、レースでも使え、耐久性も高いという万能タイヤ。
細目の24Cでは190g、太めの28Cでは210gとアジリストと同等の軽さを誇ります。
ヴィットリアタイヤのグリップ感と転がり感は割と好きなので試したいタイヤの1つです。
トップグレードではないため価格も抑えられており、海外メーカーの最新タイヤとしては導入しやすい価格であることも魅力的。
コンチネンタル
GRAND PRIX 5000 25C 225g(税込11000円)
GRAND PRIX 5000 28C 240g(税込11000円)
グランプリ5000クリンチャーは発売されて、しばらく経つので、ビックアップするのはどうかと思いましたが、定番中の定番レースタイヤなので入れてみました。
新たに発売された前述のタイヤに比べると重いですが、グリップ、転がり、耐久性は一級品。
現在25Cを使用中ですが、漕ぎ出しや登坂でその重さが特に気になった事はありません。
ヒルクライム後のダウンヒルで非常に
安心感があるので、ある意味ヒルクライムでも使いたいタイヤとも言えますね。
ミシュラン
POWER CUP 25C 215g(税込8690円)
POWER CUP 28C 240g(税込8690円)
ミシュランPOWERシリーズの最新作というPOWER CUP。
前作POWER ROADよりも転がり抵抗が12~15%向上して堅牢度もアップしているとの事。
重量的には重くもないけど、特別軽量でもないですね。
このタイヤ2022年発売のモデルですが、新ETRTOを基準として造られていないとの話しがあるので、実際にホイールに嵌めたときのタイヤ幅が気になるところ。
価格は税込8690円とプロが使うタイヤとしては抑えられている。
ミシュラン独特のモチモチのグリップ感が好きならば、試す価値あり。
ピレリ
P ZERO RACE 26C 205g(税込13500円)
P ZERO RACE 28C 225g(税込13500円)
P ZERO RACE は新ETRTO規格に準拠したハイエンドタイヤ。
26Cで205gの軽さを誇ります。
以前は24Cもあったような気がしますが、カタログには載っておりませんでした。
廃盤になってしまったのですかね。
私の場合ピレリのタイヤは、今はもう無い25CのP ZERO RACEを使用した事がありますが、軽快に走り癖のない優等生的なタイヤだったように思います。
値段が高くなってしまって手が出しづらいタイヤですが、良いタイヤなのは間違いない。
まとめ
メーカー |
品名 |
タイヤ幅 |
重量(g) |
Panaracer |
AGILIST |
25 |
190 |
|
AGILIST |
28 |
210 |
|
AGILIST LIGHT |
25 |
170 |
IRC |
ASPIDE PRO RBCC |
25 |
220 |
|
ASPIDE PRO RBCC |
28 |
250 |
|
ASPIDE PRO S-LIGHT |
25 |
200 |
|
ASPIDE PRO S-LIGHT |
28 |
220 |
Vittoria |
CORSA N.EXT |
24 |
190 |
|
CORSA N.EXT |
26 |
200 |
|
CORSA N.EXT |
28 |
210 |
Continantal |
GRAND PRIX 5000 |
25 |
225 |
|
GRAND PRIX 5000 |
28 |
240 |
Michelin |
POWER CUP |
25 |
215 |
|
POWER CUP |
28 |
225 |
Pirelli |
P ZERO RACE |
26 |
205 |
|
P ZERO RACE |
28 |
225 |
重量を比較しやすいよう、表にしてみました。
やはりアジリストライトは群を抜いて軽いですね。
使ってみたいといえばそうなんですが、以前国内メーカーB社の超軽量タイヤを履いた時、パンクを連発した記憶があり、あまり軽量なのは未だ怖いのです笑
コンチネンタルとミシュランは比較的重いように思えますが、両メーカー共にグリップと転がりには定評があり耐久性にも優れるので、買って後悔する事は間違いなく無いタイヤだと思います。
まぁ今回、紹介したタイヤはどれもそれぞれに魅力のあるタイヤですのでどれを選んでも後悔することはないでしょう!
次回はチューブレスタイヤについて同様にまとめる予定でいます。
タイヤは下記の海外通販サイトが安い事が多いです。