先日、設置したグロータック GT-Roller M1.1 。
その後、何度か練習で利用したので、インプレッション的なものを書きたいと思います。
やはり1番気になるのは、このグロータックのGTローラーシリーズの売りの実走に近いと言われる乗り心地です。
GT-Roller M1.1 は固定した前輪部にあるカーボンモーションコントローラーか前後左右に動くため、自転車が左右に揺れ、自然なペダリングと実走感が得られる設計となっております。
さて、その実走感について。
乗って走ってみて、最初に感じたのは、若干カクカクした動きになるかなぁ という印象。
自転車の揺れにリズムを合わせる必要があるように感じました。
リズムを意識せず雑なペダリングをしてしまうと、上手くクランクを回らず途中に カタンカタン と引っかかってしまいます。
通常の固定ローラーよりもペダリングの善し悪しが、はっきりと出てしまうので、ペダリングの練習には持ってこい!だと思います。
単純に実走感というと、やはり3本ローラーには劣る部分はあるかと思います。
しかし、固定ローラーに比べると自転車自体が多少揺れるため、比較的実走に近い感覚で室内練習をする事は可能です。
私が固定ローラーを使っていて困った事は、外での実走でのポジションと、固定ローラーでのポジションの乖離です。
実走ではこんなに走りやすいのにポジションなのに、自宅の固定ローラーだと乗りづらい。
逆もしかりで、固定ローラーで煮詰めたポジションが、実走にいくと違和感が…
そこで、ポジションを弄りポジション沼へ突入…
なんて事も多々ありました。
しかし、GT-Roller M1.1 ならば、その様な事は無くなるような気がします。
実走とは多少異なりますが、比較的近い感覚で室内ローラーができるというのは、固定ローラーにはない利点です。
また、後輪は固定されていませんが、安定感は高いです。
ホイールベースが調整出来ていれば、後輪が左右に流れるということもありません。
多少無茶な動きをしても転ぶことはありません。
無茶苦茶なスプリントをしたら、もしかしたら横に吹っ飛ぶかもしれませんが、それはもう自転車に乗る動きではないと思いますので、通常の自転車の練習で使うなら転ぶ心配はしなくても大丈夫です。
走行感としては、3本ローラーと固定ローラーの中間といった印象です。
固定ローラーでは、バランスを取らなくても回すことは可能ですが、GT-Roller M1.1 ペダリングの際にバランスとリズムを取らないと、上手くクランクが回ってくれません。
特に、踏むペダリングの意識が強いと、クランクがカクンカクンときれいに回らないです。
先ほども書きましたが、ペダリングの修正という点では、非常に効果的だと思われます。
もしかしたら、ペダリングの良し悪しが3本ローラーよりも顕著に出てしまうのでは!? とも思いました。
なかなか面白いローラーです。
また、負荷をかけることが出来るのでパワートレーニングも可能です。
次回はGT-Roller M1.1の負荷について書こうと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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