新型コロナウイルス影響でレースやイベントが中止や延期になり、ご多分に漏れず暗い話題が多くなっている自転車業界ですが、ここに来て自分的に目を見張るニュースが入ってきました。
自転車業界の巨人、ジャイアントから2021年モデルとなるTCRが早くも発表。
しかもモデルチェンジを行い、前モデルよりもエアロ性能が向上したオールラウンダーバイクとして第9世代へと進化しました。
正直、パッと見は前モデルと違いが分かりにくいですが、チューブの形状を全て見直し、風洞実験を繰り返し、あらゆるヨー角からの空気抵抗を大幅に低減したとされています。
最上位のアドバンスドSLグレードで、ディスクブレーキモデルのフレームセットMLサイズは
フレーム 770g
フォーク 340g
と、かなり軽量。
その軽量性に加えエアロ性能を纏ったTCRなんて、気にならないはずがありません。
ラインナップも既に発表されており、
フラッグシップモデルは、カデックスホイールを履きスラムe-tap Axsで組まれた物で、完成車重量はMサイズで6.6kg!
完成車でUCI規定の6.8kgを切っています!
但し、値段も120万円と高額。
おいそれとは買えません。
SLグレードのセカンドとしては、
KOMの銘を打ったシマノアルテグラDi2組が74万円。
なんとこのモデル、アルテグラ完成車ですが、Sサイズで重量6.8kgとUCI規定重量ジャスト!
デュラエース組にしたら、6.5kg辺りまで軽く出来そうですね〜
ディスクロードでこの軽さは、非常に魅力的です。
アドバンスドSLグレードに続くセカンドグレードとして、アドバンスドプログレードも新たにラインナップされています。
アドバンスドプロの完成車重量は、アルテグラDi2組のMサイズで7.2kg。
セカンドグレードしかもディスクブレーキモデルで7.2kg!
他メーカーのディスクロードでは、フラッグシップモデルでもこのくらいの重さの物が多いので、セカンドグレードでこの軽さは凄いですね。
私は初めて購入したカーボンロードバイクは正にジャイアントTCRでしたので、TCRと言うバイクには非常に思い入れがあります。
剛性が高く反応が良く、またステアリングも素直で乗りやすい(但し剛性ゆえに脚を持ってかれる感あり)ロードバイクで、現代のカーボンロードバイクののベンチマークとも言えるバイクだと思います。
新しいTCRはディスクブレーキモデルだけでなく、リムブレーキモデルもあり、ラインナップも豊富です。
気になる方は、是非ジャイアントの公式ホームページをチェックしてみてください。