金色への道

湘南のロード乗りの徒然

久々にクリンチャータイヤを履いてみたら管理が楽過ぎて困る。

メインのロードバイクにしばらくチューブレスタイヤを履かしていましたが、久々にクリンチャーに切り替えました。

新しいタイヤは今や定番のコンチネンタルGP5000 CL。

以前にもこのタイヤを使った事はありなんら問題もなく、乗り心地、グリップ、転がりと言ったロード用タイヤに必要な性能が高くバランスも良い素晴らしいタイヤでした。

ただ、ここ2年ほどは乗り心地の良さを求めチューブレスタイヤに手を出していたので、このタイヤはご無沙汰。

 

今回は 【ProBikeKit】 で購入。


届いたGP5000 CL 25Cの重量を計測。

 

f:id:maejii:20220124073715j:image
輪ゴム込みで218g!

もう一本は217g!

カタログ重量が220gなので、非常に優秀な値です。

以前のモデル GP4000S2の時は重量に多少のバラつきがありカタログ重量よりも重い物があった記憶がありますが、GP5000になってからは品質管理のレベルも向上しているように感じます。

 

今回チューブにはスタンダードなブチルチューブを選びました。

 

ミシュランのAir Comp ウルトラライトチューブです。

f:id:maejii:20220124073920j:image

重量は輪ゴムとバルブキャップ込みで80g。

 

超軽量とは言えませんかブチルチューブとして重い方ではありません。


タイヤとチューブ合わせて片輪300gほどなので、重くもなく軽くもなく無難なところ。

 

軽量性に拘ると安全性や安定性が損なわれる事もあるので、このくらいの重量が安全性安定性が担保されていてバランスの良い状態かもしれません。

 

早速ホイールに嵌めてみましたが、その交換作業、ほんと楽です。

当たり前ですが、チューブレスタイヤの様にビードが上がらないとか心配は一切ない。

タイヤのビードを片方入れて、チューブを入れて、もう一方のビードを入れて、チューブがビードに噛んでいない事を確認して、ポンプで空気を入れるだけ。

前後のホイールのタイヤを交換しても15分もかからない

チューブレスだと下手すると半日、更に空気漏れの確認とかもあるから、安定して使えるようになるまで数日かかる事もしばしば。

それに比べてクリンチャーは本当に楽です。

タイヤを嵌めるのもチューブレスタイヤで鍛えられたので素手で楽々。

シーラント注入作業も無いので、道具もタイヤレバーとポンプだけで、タイヤ交換が完了できる。

空気漏れも基本的には心配ないし、ブチルチューブなので、空気圧低下量も非常に少ない

ラテックスチューブの乗り心地の良さは知っていますが、リムブレーキの場合、カーボンリムとラテックスの組み合わせは一応禁忌となっているので使いません。

気にせずこの組み合わせをしている人もいるようですが、私は以前、超有名ヒルクライマーがヒルクライムの下山で盛大にバーストパンクをさせたのを目の当たりにしました。

なので、やっぱりアカンのだなと。

まぁ、時代はもうディスクブレーキなのであれですが。


インナーチューブのことはさて置き、チューブレスのセットアップで矢鱈に時間を取られてしまったのは何だったのかと今回思っていました。

 

確かにチューブレスタイヤの乗り心地は魅力的です。

 

しかし、ホイールとタイヤとシーラントの組み合わせによってはチューブレスレディなの上手く機能しない場合があり、それが非常に厄介であり、時間も体力も消耗することがあるのですよね…。

 

自分か下手なだけかもしれませんが。

 

 

 

f:id:maejii:20220124074107j:image

で、久々に履いたGP5000。

やっぱり良いタイヤです。

ブチルチューブですが乗り心地が悪いとは一切感じません。

転がるし、グリップも良く安定感があり、細かい切り返しも楽しい。

GP5000を過去に使ったときは1年ほど使って、パンクは覚えているのは一度だけ。

その使い古したヤツを街乗りでも使ってるけど、今のところパンクもなし。

なので耐久性も対パンク性も高いように思います。

ヒルクライムの大会に出る時は軽量チューブレスレディタイヤ+シーラントで軽量化を図るかもしれませんが、現状のトレーニング用としてはGP5000で一切不満無し。


クリンチャー→チューブラー→クリンチャー→チューブレス

と、これまで使ってきましたが、クリンチャーの良さを改めて実感しているこの頃です。

 

確かに最近はロードバイク用ホイールのチューブレス化への傾向が強く、フックレスリムの登場やチューブレスレディタイヤを各メーカーが発売してきており、雑誌などのメディアでもチューブレス関連の機材を取り上げる事が多いです。

しかし、日頃フルタイムで働き時間的な制約のある一般ユーザーが、日常的に使うには敷居が高いのも現実かなぁとも感じます。

 

ROVALがフラッグシップモデルがクリンチャーのみ対応でチューブレス非対応にしてるのも、発売された当初は不思議に思いましたが、それもある意味潔く納得できるものだとも改めて思いました。

 

クリンチャータイヤをメインに戻し、思った事をツラツラと書いてみました。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

 

https://www.wiggle.jp/continental-grand-prix-グランプリ-5000-ロード-25c-タイヤ-ペア-

 

 

 

デュラエース RD-R9100 機械式リアディレイラーの調整ボルトが再び破損。

RD-R9100の初期の物について、ワイヤーテンションを調節するアジャストボルトが破損し易いようで、私も困りました。


これが以前書いた記事です。

 

www.maejii.com

 

 

f:id:maejii:20220114221800j:image

写真の赤丸の所が引っかかってボルトが回転する仕組みなのですが、使っているうちに引っ掛かりがなくなってしまうのです。

 

前回は接着剤で修復し、その後は問題なく使用できていましたが、昨年末の整備中に再び破損しました。

 

これはもう接着剤に頼るのではなく、対策のしてある純正品に交換すべきだと判断。

アジャストボルトはスモールパーツのボルトユニットとして入手できます。

品物はこれ

 

しかし、その時はAmazonでは品切れ中。

他のショッピングサイトでは、在庫がありそうな所もありましたが、アジャストボルトの価格より送料の方が高いという状態でした。

困りました。

しかし、AmazonにはR8000のリアディレイラー用のアジャストボルトの在庫はありました。

 

型番は違うけどR8000の物も付くのでは!?と思い試しに注文。

そんなに高額な物でもなかったので。

 

Amazon Prime なので翌日には届きました。

f:id:maejii:20220114222120j:image


その結果…


問題なく取付完了!

調整も問題なし。

破損対策のされたアジャストボルトのパーツはこれ

f:id:maejii:20220114222223j:image
新しいR8000の物は引っ掛かる箇所が増えています。


バネの長さも若干異なりましたが、特に問題なし。

まぁ、9000や6800時代のアジャストボルトでも取り付けようと思えば可能でしたから。見た目は合わなかったけど。

 

f:id:maejii:20220114222623j:image

見た目はほぼ同じなのでR8000のアジャストボルトでも、まぁ問題ないですね。

 

AVIO パワーメーターの取付けを依頼されたので比べてみた。GARMIN パワーメーターとの比較動画アリ。その精度は如何に!?

手持ちのクランクにセルフで取り付けられるパワーメーター Avio PowerSense

私は自分で接着したアルテグラ6800のクランクを使って1年以上経ちますが、現状として問題無く使用できております。

オンロードで走ってもオフロードを走っても問題ありません。

精度については、最初は他のパワーメーターと比較が出来なかったため、不安があり色々試していましたが、ガーミンのペダル型パワーメーターRallyを入手した事でリアルタイムで比較する事ができ、キャリブレーションについても精度についても問題無い事が確認出来ました。


今回、友人からAvio PowerSenseの取り付けを依頼され、接着、キャリブレーション、動作チェックを完了。

キャリブレーション後の動作チェックで、ガーミン Rallyと比較的した動画を撮ってみました。

www.youtube.com

 

動画中の右側のPOWERがAvio PowerSenseのもので、これはAVIOの公式の設定用アプリでの表示データです。

左側のがガーミンRallyのものをガーミンのサイクルコンピュータEdge830で表示させたデータ。

若干タイムラグがあり、Avioの方が反応が早いですが、これはAvioのアプリ上の表示なので、サイクルコンピュータで表示させた場合は、これとは異なるかもしれません。

反応速度が異なる事を考慮すれば、両方のパワーメーターのパワーの表示値は割と近い値になっています。

大方問題無いかと思いますが、一つ気になる点としては、少しパワーを出した時に、Avioの方が一瞬0表示になっています。

これは実際に使用してみて同様な現象が発生するか、気に留めておく必要はありそう。

このAvioのアプリは、なかなかに使いづらく、通信動作の不安定なところが多々あり、この手のエラーが以前にも出た記憶はありました。

しかしトレーニングで使う物でなく、あくまでもキャリブレーションに一時だけ使う物なので、それほど気にはしていません。

 

 

因みに取り付けたクランクはこちら。

f:id:maejii:20220109180732j:image


接着剤はこちらを使用。

 


2液性エポキシで屋外用の強力なヤツを使用しております。

 

日本の接着剤メーカーのコニシの物で、屋外用で耐水性と耐油性があることがポイントですね。自転車は屋外で使い、水、汗、油に晒されますから。


もちろんこれはAvio社の専用取付けキットの物ではありません。

なのでAvioの保証やサポートは望めません。

が、問題無く動作しています。

 


接着取付の手順としては、

・クランクを清掃
・クランクの接着面にマーキングし、接着面を紙ヤスリで荒らす
・接着剤を準備し接着面に塗布
・接着したらクランプで固定し完全固定まで数日待つ
・キャリブレーション用の10kgの重しを用意する
・クランクを自転車に取り付けアプリでキャリブレーション

と言った具合です。

 

接着作業や取り付けにはちょっとしたコツがいるのですが、詳しくはまた別の機会に書きたいと思います。

 

当たり前ですが、私のやり方はAvio社の専用取付けキットを使ったものでないため、Avio社の保証は効かなくなります。(基本的な手順は専用取付けキットを使っても同じですが)

また、参考にしていただくのは嬉しいですが、作業について失敗することもあるかと思います。そうなっても私の方では一切責任は負えません。あくまでも自己責任でお願い致します。

 

Avio PowerSenseは、以下のPBKのリンクから購入できます。

 

 

AVIO POWERSENSE パワーメーター

 

因みに、基本的に片側クランクのパワーメーターはメーカー問わず、片方のクランクの歪みを検知しパワーに換算しそれを倍にしてW数としてる物のため、サイコンに表示される値はバラツキが大きく出る傾向があります。

なのでガーミンRallyのような両脚計測の物を使うとその安定感はやはり良く、クランクやペダル型のパワーメーターのお勧めは、やっぱり両脚計測モデルになります。

 

関連する過去記事も貼っておきます。

 

www.maejii.com

 

www.maejii.com