手持ちのクランクにセルフで取り付けられるパワーメーター Avio PowerSense。
私は自分で接着したアルテグラ6800のクランクを使って1年以上経ちますが、現状として問題無く使用できております。
オンロードで走ってもオフロードを走っても問題ありません。
精度については、最初は他のパワーメーターと比較が出来なかったため、不安があり色々試していましたが、ガーミンのペダル型パワーメーターRallyを入手した事でリアルタイムで比較する事ができ、キャリブレーションについても精度についても問題無い事が確認出来ました。
今回、友人からAvio PowerSenseの取り付けを依頼され、接着、キャリブレーション、動作チェックを完了。
キャリブレーション後の動作チェックで、ガーミン Rallyと比較的した動画を撮ってみました。
動画中の右側のPOWERがAvio PowerSenseのもので、これはAVIOの公式の設定用アプリでの表示データです。
左側のがガーミンRallyのものをガーミンのサイクルコンピュータEdge830で表示させたデータ。
若干タイムラグがあり、Avioの方が反応が早いですが、これはAvioのアプリ上の表示なので、サイクルコンピュータで表示させた場合は、これとは異なるかもしれません。
反応速度が異なる事を考慮すれば、両方のパワーメーターのパワーの表示値は割と近い値になっています。
大方問題無いかと思いますが、一つ気になる点としては、少しパワーを出した時に、Avioの方が一瞬0表示になっています。
これは実際に使用してみて同様な現象が発生するか、気に留めておく必要はありそう。
このAvioのアプリは、なかなかに使いづらく、通信動作の不安定なところが多々あり、この手のエラーが以前にも出た記憶はありました。
しかしトレーニングで使う物でなく、あくまでもキャリブレーションに一時だけ使う物なので、それほど気にはしていません。
因みに取り付けたクランクはこちら。
接着剤はこちらを使用。
2液性エポキシで屋外用の強力なヤツを使用しております。
日本の接着剤メーカーのコニシの物で、屋外用で耐水性と耐油性があることがポイントですね。自転車は屋外で使い、水、汗、油に晒されますから。
もちろんこれはAvio社の専用取付けキットの物ではありません。
なのでAvioの保証やサポートは望めません。
が、問題無く動作しています。
接着取付の手順としては、
・クランクを清掃
・クランクの接着面にマーキングし、接着面を紙ヤスリで荒らす
・接着剤を準備し接着面に塗布
・接着したらクランプで固定し完全固定まで数日待つ
・キャリブレーション用の10kgの重しを用意する
・クランクを自転車に取り付けアプリでキャリブレーション
と言った具合です。
接着作業や取り付けにはちょっとしたコツがいるのですが、詳しくはまた別の機会に書きたいと思います。
当たり前ですが、私のやり方はAvio社の専用取付けキットを使ったものでないため、Avio社の保証は効かなくなります。(基本的な手順は専用取付けキットを使っても同じですが)
また、参考にしていただくのは嬉しいですが、作業について失敗することもあるかと思います。そうなっても私の方では一切責任は負えません。あくまでも自己責任でお願い致します。
Avio PowerSenseは、以下のPBKのリンクから購入できます。
因みに、基本的に片側クランクのパワーメーターはメーカー問わず、片方のクランクの歪みを検知しパワーに換算しそれを倍にしてW数としてる物のため、サイコンに表示される値はバラツキが大きく出る傾向があります。
なのでガーミンRallyのような両脚計測の物を使うとその安定感はやはり良く、クランクやペダル型のパワーメーターのお勧めは、やっぱり両脚計測モデルになります。
関連する過去記事も貼っておきます。