先日、お世話になってるショップでダンシングに特化した短時間の練習会があったので参加させて頂きました。
朝8時に集まり、最初はショップの前の広場で、荷重移動と上半身の動きの練習。
その後、湘南の登坂のメッカ湘南平で反復練習を9時半過ぎ頃まで行いました。
この練習会でのダンシングのポイントとしては
・3時で踏む。そこまでは我慢
・パワー領域ではL6。
・持続時間には1〜3分
・荷重移動と上半身の動きでタイヤのグリップを効かすよう左右に振る。
・ケイデンスは70〜75
・パワーが出過ぎてしまう場合は、ハンドルを押し脚への荷重を分散しパワーを下げる。
自分の解釈も入っていますが、このような事を意識しながらダンシングの練習を実施しました。
後日、練習会でのダンシングを復習するため、逗子にある湘南国際村で反復練習を行いました。
その上で登坂でのダンシングについて感じた事を記します。
まず「3時で踏む」について。
ダンシングは自分の体重をペダルに荷重しパワーを得る乗り方なので、重力に沿うよう、3時で荷重するのが最も効率か良いと考えられる。(ペダリング効率という意味ではない)
ダンシングでは腰を浮かせているので、シッティングと比べ身体は不安定であり、上死点過ぎや1時付近からの力を掛けるは難しい。
そのため「3時から踏む」ということだと考えられる。
踏むまでの間は、力を抜き上半身を含めた身体全体でバランスを取りバイクを軽く降ることを意識。
そして「3時から踏む」を意識して実際に登坂でダンシングをしてみた。
湘南国際村の登坂コースの上半分1Kmほどで何度かリピート練習。
パワーの値としては、L6なのでFTPの120〜150%ほどの出力を出さなければならない。
しかし、どうも抜けるような感覚がしてしまい、しっくりは来ない。
パワー的にもFTP〜120%くらいの出力に収まってしまった。
ただ、出力が目標の値より低いため、身体的な負担も低く、心拍数はさほど上がらず3分を超える時間でも持続可能であった。
しかし、これでは目標としているダンシングではない。
目標のダンシングに近づけるため、踏むタイミングの意識を若干早くしてみる。
すると目標の出力が出る。
出力が高くなっため身体的な負担も増え、心拍数も最大の90%を超え、2分ほどの継続時間で息が上がる。
目標としているダンシングのイメージに近づいた。
これは、意思と実際の動作までにかかるタイムラグが影響しているのかもしれないし、坂の斜度で自転車自体が前上がりになっている事も影響しているのかもしれない。
試した結果、2時を過ぎた辺りで踏むことを意識することで、体重を使ったパワーを上手くペダルに乗せられる感じがした。
踏むまでの間は、バイクを自然に振り前後のタイヤのエッジを効かすようなイメージで、上半身を使う。体幹、特に背筋を使っている感覚。
引き脚も使うが、意識するとパワーが出過ぎてしまい、ハムストリングスの疲労に繋がるので、ほどほどに。
ケイデンスについては、傾斜にもよるが、70前後がパワーと乗りやすさのバランスが取れている。
75まで上げるとテンポが早いためか、リズムとギヤが合い辛い。要練習。
「パワーが出過ぎてしまった場合」の対処法
パワーが出過ぎてしまった場合というは、L6以上のパワーが出てしまった時の事、すなわちスプリントのレベルのダンシングの事で、そうなると、身体的な負荷が大きくなり、必然的に持続できる時間は短くなる。
ダンシングでペースを上げたい場合は、ある程度の持続が必要だがスプリントのように秒単位で終わってしまっては元も子もない。
そこで、出力を下げつつダンシングをを保つためのテクニックのとして、ハンドルを押すと良いとの事。
ハンドルを押して、脚への荷重を減らしあえて出力を下げるというテクニックだが、最初は分からなかった。
何度か練習するにつれ、なんとなく分かるように。
ハンドルを押すというより、ダンシングの振りに合わせ体重をハンドルへ乗せるイメージ。
ハンドルを握る手は力を抜き、リズムよくバイクを振る。
正にダンスでリズムを取っている感じ。
これはペースを保つためのテクニックとして、覚えておいて損は無いと思う。
以上、ダンシングについての講習を受け練習して感じた事を書きました。
これはあくまでもダンシングの捉え方の1つなので、違う考えをする方もいるかと思います。
ただ、こんな捉え方もあるんだなと読んで頂ければ幸いです。