金色への道

湘南のロード乗りの徒然

沖縄ニセコ中止。レースへのエントリーが難しい。コロナウィルスとワクチンについて、何となく書いてみた。

ツールド沖縄に続き、ニセコクラシックも中止が決定してしまいました。

私はエントリーしていた訳ではありませんが、一般のアマチュアレーサーの2大ロードレースが無くなってしまい、寂しさを感じます。

コロナ禍での、しかも現在進行形で緊急事態宣言が出ている中での大きなレース開催は流石に厳しく、万が一の事を考えたら無理な開催はすべきではないでしょう。

開催する側の苦悩している姿が目に浮かぶようで、やるせ無いですね。

イベントやレースにエントリーする側としても、なかなか踏ん切りが付けられないもどかしさがあり、私も富士ヒル以来イベントやレースに参加出来ていません。

そんな中、ヨーロッパではブエルタ・ア・エスパーニャが絶賛開催中であり、スペインでは熱いレースが繰り広げられております。

今年は、5月のジロ・デ・イタリア、7月のツール・ド・フランスも予定通り開催されました。

ヨーロッパではサッカーのプレミアリーグも開催され、大規模な音楽イベントも規制なく行われており、多く感染者が出た話も時折り聞きますが、死者は増加しておらず、コロナワクチンの普及が進んだ国とそうでない国の差が出ていますね。

ワクチン接種の完了した割合にどのくらい差があるのか見てみました。

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これはワクチンを規定の2回接種完了した割合を比較しています。

トップはブエルタが行われているスペインで67% 。

ジロとツールの舞台のイタリアとフランスは両方とも58%ほど。

コロナウィルスによる規制が緩和傾向にあるイギリスは61%。

対して日本は…

約41% 。

やはり、先進国に比べると低いですね。

ただ、接種率が40%を超えると感染拡大が鈍化する傾向にあるとの事なので、一定の水準までは達していると言えるでしょう。

惜しむらくは、オリンピック開催前に少なくともこの水準まで接種率を実現出来ていたら、7月後半から8月の感染急拡大は、もっと緩やかになっていたと考えられます。

オリンピックの強行開催は、国際的な責務を全うする意味で言えば、致し方ない事かもしれませんが、コロナウィルス対策として、人命を最優先として考えるならば、明らかな失策でした。

疾病対策の専門家たちが、夏場に感染拡大が起きる事を予測し提言していたのにも関わらず、ヒトモノカネをオリンピックに注ぎ込み、コロナウィルス対策として行った事はワクチンの普及のみでした。

その頼みの綱のワクチンも死亡率が高い高齢者優先で、経済活動が活発な20〜50代の接種は後回しにした上、ワクチン不足のため接種率が停滞。

本来なら、夏の前に医療現場の拡充を図り感染拡大に備えなければならないのに、オリンピックの準備でそんな事はほったらかし。

それが今の感染急拡大と医療現場の逼迫を招いています。

医療現場の逼迫は、コロナウィルスでの死亡者だけでなく、通常ならば死ぬはずない怪我や病院の患者の死亡者も多少なりと増加します。

そう言う意味では、強行開催が後の世でどう評価されるのかは別問題として、今回のオリンピック、パラリンピックが人命よりも優先して開催された事を覚えておかなければなりません。


おっと、

自転車レースの話を書いていたのに、話がかなり脱線してしまいました。

 

因みに、私は8月末に2回目のワクチン接種を行います。

ワクチンはモデルナの物で、1回目の時の副反応としては、ワクチンを打った腕かま3日ほどまともに上がらなくなりました。

また、微熱が一週間ほど、出たり治ったりを繰り返しました。

あと関係あるか分かりませんが、網膜下出血がおき、片眼の白目が赤くなりました。

まぁ、お盆休みは緊急事態宣言だし雨続きで外で自転車乗れないし、で家族以外と会わないので、特に不便はありませんでしたが。

Garmin ペダル型パワーメーター Rally RS200 を購入して試してみたのでインプレ書いてみます!

ガーミン から発売された最新のペダル型パワーメーター Rally 。

使い慣れたシマノクリートで使えるのペダル型パワーメーターとして話題になっています。

ガーミンのパワーメーターは、パイオニアのペダリングモニターほどではありませんが、ペダルにかかる力をモニターできる物であり、これが非常に気になっていました。

ガーミンのペダル型パワーメーターは、これまではVectorシリーズが存在していましたが、通信エラーや故障などのトラブル情報が散見されていたので、導入しようとは思っていませんでした。

しかし今回のRallyはかなりのテストを重ね作られた物で、安定性も耐久性も良くなっているとの事です。

そして、シマノクリートが使える。

シマノのクリートは、他のメーカーの物に比べ調整幅が大きく、耐久性も高いので何気にコレは大きいですよね。

 

まあ、こうゆうガジェット的な物は大好きな訳で...

 

買ってしまいましたよ。


購入はガーミンの公式オンラインストアです。

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シマノクリート対応のモデル RS200 です。

(ルッククリート対応モデルは RK200 となります)

 

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流石に安い物ではないため、しっかりとした化粧箱に入っています。

 

ペダルの実測重量(内部のボタン電池込み)は

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317g とペダルとして考えると決して軽量ではないですね。


因みに使用していた一世代前のアルテグラのペダル PD-6800 の実測重量は

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256gと61g軽量です。


まぁ高性能なパワーメーターの重さとして考えれば、気にしてはいけない重さですかねぇ。


早速、取付けます。


このパワーメーターの組み付けについて、注意点は取付はペダルレンチが必要になります。

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通常のペダルで六角穴ごにがあるアクスルの先は、こんな感じで塞がれています。

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最近のペダルは8mmの六角レンチで取り外しをする物が多い様に思えますが、ペダルレンチでないと取付けできないと、無い場合別途用意する必要があります。

 

クリートを嵌めてみた感触としては、当たり前ですが、シマノクリートがしっかりと嵌ります。

シマノのペダルと同様にクリートの外しやすさを調整できる機構も付いていますね。

自分はいつも1番緩くしています。

あと、嵌めたときの感触はシマノのペダルより バチン!と手応え(足応え?)がしっかりあり、クリートが嵌ったか嵌っていないかが、分かり易い様な気がします。


ペダルの回転についてですが、これは並といったところ。

デュラエースのペダルの様にクルクル回りません。

もちろんガタはなく、それなりにスムーズに回りますが、シマノ105のペダルと同程度かなぁと思います。

まぁ、まだ使い始めたばかりなので何とも言えませんが。

シマノのペダルはアクスルを外して、玉当たり調整も可能ですが、流石に買ったばかりのこのパワーメーターペダルを分解するつもりにはなれません。


肝心のペダリングに関するデータを見てみます。

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これは、とりあえず取り付けてあまり深くは考えずに室内ローラーで乗ってみた時のデータです。

これを見ると、ペダリング時にどこから力が加わって、どの辺りがピークでどこまで力が加わっているかが一目瞭然です。

 

次のデータは、先ほどの次の日の室内ローラートレーニングの物。

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これはトレーニングしながら、ガーミンのサイコンでパワーフェーズをリアルタイムでモニターしていました。

 

 二つのデータを分かりやすいよう並べてみます。

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右のデータは、ペダリングの際になるべく高い位置から力か加わるように意識しています。

そのため、いわゆる上死点付近のデータのパワーフェーズと比べると

左足では、10° →  0°

右足では、6° → 352°(0°より手前のため大きな角度になる)

に改善しています。

また、力が強く掛かり始める辺りのパワーフェーズピークでは、

左足 76° → 73°

右足 73° → 72°

と僅かですが、早いタイミングからピークが始まっているのが分かります。

 

自分の癖も一目瞭然で、足の使い方に左右差があり、どうやら左足の方が不器用なようです。

右足が利き足になるでしょうかね。

 

データをモニターしながら練習していると、右足は比較的意識せずに早いタイミングから力を加える事ができるのですが、左足は強めに意識しないと、パワーフェーズが0°以降になってしまうのが分かります。

こんな事が可視化できてしまうのは本当に凄いですね。

練習の仕方が変わってしまいそうです。

 

トレーニング中の感触としても、パワーフェーズが340〜350°辺りでリズム良く脚を回せていると、パワーのW数もこれまでより多少楽に出せるような感覚があり、

「効率の良いペダリングとはこうゆう事か!」

と、目が覚める思いがありました。

 

今はまだ、モニターと睨めっこしながらの室内ローラーをしていますが、意識しなくとも効率の良いペダリングが出来れば、屋外での実走のレベルアップになりそうです。

 

 

 

峠を巡って219km 獲得高度3500m。椿ライン〜箱根〜足柄〜籠坂〜道志道。

夏本番となり暑い日々が続いていますね。

そんな中、オリンピックが開催されています。

先日の自転車ロードレースは、本当に面白く、中継画面にほぼかじりついて見ていました。

本当は現地に観戦に行きたかったのですが自分は自粛しましたよ…。

さて、そんなレースに触発されてかどうか、長い距離とある程度の登りを走りたくなったので、そこそこの距離と獲得高度3000m超えを目指したルートを考え、走ってきました。

ルートは、

茅ヶ崎出発〜小田原〜真鶴旧道〜湯河原〜椿ライン〜箱根芦ノ湖〜金太郎ライン〜足柄峠〜富士スピードウェイ〜籠坂峠〜山中湖〜山伏峠〜道志道〜宮ヶ瀬湖〜伊勢原〜茅ヶ崎帰投

と言った物です。


夏場の出発前の準備として普段と異なる事は、ボトルが2本体制になる事。

シートチューブ側のボトルは前日の夜に水を入れ、冷凍庫で凍らせておきます。

出発すると溶けてしまいますが、この水は飲むのはもちろん、暑い時に背中や頭などにかけてます。

水をが温くなっても気化熱で冷却効果がありますので、夏場のロングライドには欠かせません。

あとは、ヘルメットの下にサイクルキャップを被りました。

去年までは夏場のサイクルキャップは使用していませんでしたが、試してみたら、日光や熱が直接頭に伝わらないので、暑さ対策としてなかなか良い。

汗が垂れにくくなるのも良いです。


さて、出発は朝6時。

とりあえず椿ラインのある湯河原を目指します。

10時間を超えるライドのため、極力無駄なパワーは使わず淡々と走る。

そうやって走ってると、他の自転車乗りの方に後ろから抜かれるため、そこに付いて行きそうになりますが、我慢、我慢。

小田原を過ぎ湯河原方面へ行く135号線を走ります。

湯河原へ行く道はそのまま135号線を走っても行けますが、途中、根府川駅の前のを通る真鶴旧道を走ります。

真鶴旧道は比較的交通量が少なく道も綺麗で走りやすく、適度にアップダウンがあるため、自転車乗りには人気の道路。

真鶴旧道をそのまま走っていくと135号線に合流します。

湯河原に入り湯河原駅前を通り道なりに行けがは椿ラインのある大観山。

登りが本格的になる前にコンビニで小休止し、水を補給しました。

夏場のヒルクライムには、スポーツドリンク以外にも、身体にかけるただの水が冷却水になるため、欠かせません。

椿ラインのヒルクライムも淡々と走る。

パワーレベル的にはいわゆるL3くらい。

ヒルクライムのタイムトライアルだとL4レベルになりますが、今日のテーマは「ロングを淡々と」なので。

椿ラインは勾配がそれほどキツくなく淡々と走るには持ってこいの道。

また恐らく神奈川県では随一の距離があるヒルクライムスポットのため、富士ヒルクライムを想定した練習に最適な峠道です。

問題なく、峠を登りきりました。

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箱根芦ノ湖が見える撮影スポットです。

ここから降り、芦ノ湖周辺を走り仙石原方面へ。

そして、金時山を走るはこね金太郎ラインへ。

はこね金太郎ラインは、2021年の春に開通したばかりの新しい県道です。

足柄峠の中腹と箱根を繋ぐ新たなルートであり、バスやトラックなどの大型車は通行出来ない道路のため、自転車乗りにはありがたい道路です。

今回は箱根側からの登りなので、登るのは3kmほどですが、足柄峠側からだと11kmほどの登りがあるので、トレーニングにも最適な道路。

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登り切った所にあるパーキングエリア。

周りは山しかない笑

 

はこね金太郎ラインを足柄方法に降り足柄峠に合流し、そのまま神奈川県と静岡県の県境でもある足柄峠をクリア。

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この時点で時間は午前11時半ほど。

距離は100kmほどですが、獲得高度は2000mを超えました。

疲れもありましたが、流石に空腹感がやばい。

ドリンクも尽きかけてました。


とりあえず足柄峠を静岡県の小山町へ降り、その先で見つけたお店に入りました。

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この辺はコンビニも少ないため、直ぐに入れて食事ができるお店は本当にありがたいです。

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カツ丼を頂きました。

暑い中のライドでナトリウムを失ったため、お味噌汁が体に染み渡ります。

正に「生き返った!」という状態ですわ〜。


昼ご飯で英気を養った後は、山中湖へ通じる籠坂峠へ向かいます。

オリンピックのロードレースの勝負所の一つでもある、地獄の明神峠というルートもありましたが、そこは2週間程前に走ったのと、あまりのキツさにしばらく走りたくなかったので、今回はパス。

途中の富士スピードウェイの前で記念撮影。

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人は居ませんが、まだオリンピック期間のため何となく雰囲気がありました。

とりあえず須走の街まで行き、コンビニでガリガリタイム。

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ボトルにも水を補給。

ちなみに小山町から須走、そして、その先の籠坂峠を登り切るまではほぼ登り。

スピードは上がらないけど、獲得高度はそこそこ稼げる。

富士あざみラインのある須走と須走道の駅を横目に、籠坂峠を登る。

この辺りはオリンピックコースでもあったためもあるのか、道路が非常にきれいで走りやすい。

交通量も多くはないので、走っていて本当に楽しい道です。

籠坂峠は勾配が5%前後で安定して続いて急勾配もほぼ無いので、一定のペースで走れるので、疲れにくく淡々と走れました。

また先ほど食べた、カツ丼が消化されエネルギーが回復してきました。

籠坂峠の残り3kmはほぼダンシングにてクリア。

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ここまでで、約2800mほどの獲得高度。


降りで山中湖へ。

山中湖では特に寄り道せず、そのまま
道志道へ。

本日最後の峠道である道志道の山伏峠を越えたあたりで、獲得高度は3000mを超えました。

ここからの道志道は多少のアップダウンはあるけど、降り基調の道。

途中、事故渋滞などがありましたが、無事すり抜け。

無事、宮ヶ瀬湖へ。

しかし、この宮ヶ瀬湖あたりからパワーが出なくなり、手持ちの補給も尽きかけ
てしまいました。

何と宮ヶ瀬の土山峠からも降り基調なので、誤魔化しながら246方面へ。

途中のセブンイレブンで休憩。

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久々にこのコーヒー牛乳飲みました。

美味くて500mlをあっという間に飲み干してしまいましたよ。

サンドイッチも平げ、ここからは交通量のある道を安全に帰るだけ。

茅ヶ崎の自宅に着いたのは17時頃。

3000m超えを目標にルートを考えましたが、結果としては3548mの獲得高度。

富士の3776mまでもう少しでした。

走行距離は219.12km。

200km超えは去年の秋以来。

流石に疲れました。

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しかし、決めたルートをほぼ予定通り走れ、無事に帰宅できたので、達成感はあります。

やはりロードバイクはロングを走る乗り物ですね。

ソロライドでしたが、なかなか楽しいライドでした。