金色への道

湘南のロード乗りの徒然

富士ヒルまでもう少し

6/6に開催される見通しのmt富士ヒルクライム。

2年ぶりに出場します。

2年前の2019年大会のときは体調を崩してしまっていて、ほとんど練習せずに参加しタイムは気にせずただ登るだけだったので、気持ち的には3年ぶりです。

今回は調子も戻り2018年の時のパワーは戻っているので、シルバーは行けるのでは!と思っています。

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と言うのも、今年に入って神奈川のヒルクライムスポットである、箱根旧道、ヤビツ峠、椿ラインで自己ベストを更新出来ております。

これまでのベストタイムは富士ヒルでシルバーを獲得した2018年頃のタイムばかりでした。

2019年に目眩症を発症して、練習したくても自転車に乗れない期間が続き、2020年の春頃からようやく、まともに練習が出来る様になったものの、自転車に乗るための筋肉も落ちておりパワーが出ないうえ、脚の回し方も分からなくなっていました。

そんな状態だったので、正直自転車をやめてしまおうかとも思った事もあります。

ただ、自転車で遠くに行ったりするのは、やっぱり楽しいし、性分的にもトレーニングする事が楽しくストレス解消になるので、タイムは気にせずベーストレーニングのつもりで、ロングライドや峠を登ったりと自転車には乗っていました。

そんなこんなで、何とか練習を続けていたところ、今年の春くらいから脚の回る感覚が変わってきて、パワーを出せる感覚が戻って来ました。

そのきっかけとしては、

ズイフトを再開してワークアウトやバーチャルレースに参加した事。
練習にVO2Maxを取り入れた事。
大臀筋を意識して使うペダリングが多少できるようになった事。

辺りがあるかと思います。

てか、やっぱりズイフトは楽しいや。
練習する気にさせてくれる。

そして、それらが峠の自分ベスト更新という数字に結び付いてくれました。

やはり、過去の自分を超えるというのは気分が良いです。

成長出来ている事が実感できますからね。

このブログのタイトルにあるよう目指すはゴールドなのですが、現状そこまでは行けてないので、先ずはシルバーを奪還して過去の自己ベストを更新しに行きます。

今のところ天気予報は微妙なところ。

ほぼ梅雨なので仕方ないですが。

 

後はこれまでの練習の疲れを上手く抜けるかが大切ですが、仕事が忙しくちょっと疲れ気味なのが心配です。

Prologo スクラッチ M5 Pas インプレッション

サドルメーカーとしては比較的新興メーカーであるプロロゴ。

UCIのワールドチームでも、UAEやアスタナ、EFエディケーションなど、多くのチームが使用プロロゴのサドルを使用しています。

最近、流行っているショートノーズサドルも早くから市場に導入しており、ディメンションというサドルが多くのライダーに高評価を得ているようです。

自分もこのディメンションを主に使用しております。

非常に良いサドルなのですが、一つだけ不満がありました。

それはサドルの幅。

ディメンションのサドル幅145mm。

安定して良いのですが、自分には少し広めの幅で、後ろ目に座りペダリングすると脚の付け根にサドルが食い込むような印象がありました。

そんな折、プロロゴから新しいタイプのショートノーズサドルが出たとの事で気になっていたサドルがスクラッチM5。

このスクラッチM5は長さが250mm、サドル幅が140mmと、ディメンションと比べ、サドル幅が5mm狭くなっています。

またプロロゴによるとディメンションはV字型のシェイプで、スクラッチM5はT字型のシェイプとなる様です。


非常に期待できそうな気がしたので、買ってみてしまいました。

今回、購入したのは、穴開きタイプのスクラッチM5 Pas。

ディメンションと比べてみます。

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左がディメンション

右がスクラッチM5

だいぶ形が違いますね。

スクラッチM5の方が、細身でボリュームが少なくスッキリしたように見えます。

 

横から見ると、

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上段のディメンションは比較的平ら、下段のスクラッチM5は多少ウェーブしています。


重量は

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実測で140g!

Nackレールというカーボンレールモデルであるためかなり軽量。


この軽量性はダンシングの際に生きてきそうです。

 

さて、実際に試してみた感触です。

やはり脚が回しやすい

T字型のシェイプのため、足の付け根に側面が当たり邪魔になる感覚はない

ラウンドした座面のため角度調整に気を使う必要がありますが、お尻の収まりは良いです。

ただし、このサドル、比較的サドルの後ろ目に乗った方が良さそう。

いわゆる前乗りをすると、その幅のせいか、クッション性の無さのせいなのか、イマイチ安定しません。

また穴開きサドルなので、股間へのダメージが少ないと思いきや、

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写真のように穴の周辺はパッドがほとんど入っておらず、前乗りをするとダイレクトにカーボンベースの硬さが伝わってきます

 

ショートノーズのサドルでありながら前乗りはあまり得意でないという、ちょっと不思議なサドルで、どちらかというとサドル後ろ側に乗るポジションがメインとなるように思います。

自分の場合、100kmを超えてくると股関が痛くなってしまい、ロングライドは正直辛いかな という印象。

160kmほどのライドの後、2日ほど股が痛かった…。

サドル的にはレーシーな物になるので、比較的短時間であれば、その回しやすさと軽さは武器になりそうです。

 

以前、このスクラッチM5の穴なしタイプを試乗で乗った事があるのですが、そちらの方がパッド量が多くロングライドにも向いているような印象も受けました。

今回自分が購入したのは、スクラッチM5の穴あきタイプかつカーボンレールのモデルですが、穴なしの通常モデル、 金属レールのTiroxレールモデル、座面にCPCという滑り止めの付いたモデルと、バリエーションが豊富です。

気になった方は以下のリンクから調べてみてください。

 

新型リアクトを試乗。メリダの最新エアロロードはどうだった?

メリダの最新エアロロード、リアクトを先日、試乗する機会に恵まれました。

試乗したのは、ブラックシップの完成車 REACTO TEAM-E

メリダ -MERIDA- | ラインナップ | ロードバイク | REACTO TEAM-E

TEAM-Eと同じCF5フレームである  REACTO 8000-E

メリダ -MERIDA- | ラインナップ | ロードバイク | REACTO 8000-E

の2台です。

これらの2台はサイズ違いでREACTO TEAM-Eは50サイズ、8000-Eは47サイズです。


最初に乗ったのはブラックシップのTEAM-Eの方。

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走った道はほぼ平坦の広い国道のR134です。

見た目は重そうですが、走り出しは、まぁ普通。軽いとも重いとも感じず。

…しかし!

脚を廻すと空気を切り裂くかのようにスピードが乗る感覚に。

これが最新のエアロロードの力か…。

その空力加え反応が非常に早い。

パワーを掛けると、即ホイールが反応するかの様なダイレクト感があります。

ビックリしたのは、ダンシングの際の振りの軽さ。

ヒルクライム用の軽量バイクであってもこの振りの軽さは持っていないのでは、と思わせる程の軽快さ。

乗り終わった後で伺った話では、バイクの重心が若干高めのような印象があるとの事。なるほど。

今回はほぼ平坦の道しか走れていませんが、登りも試してみたいと思わせてくれるバイクです。

反応が良く非常に軽快に走れるバイクという印象ですが、かと言って嫌な硬さも感じませんでした。

長距離を乗って見ないと分かりませんが、ロングライドも十分に行けそうな印象。

だだ、いわゆるウィップ感的なものはあまり無いかな。

自分は元々カッチリした乗り心地が好きなためもあり、踏んでも回してもしっかりと推進力に変換されているイメージを受け、非常に好印象です。

因みに自分のタイプしては、ブリヂストンのバイクで言うと、レース向けのRS9は非常に好印象でしたが、ロングライド向けと言われるLR8はもっさりと感じでしまいダメなタイプです。

話をリアクトに戻します。

ハンドリングに関しては、特別違和感も感じませんでしたが、走った道がほぼストレートであったため、コーナリングは試せていません。

VISONの一体型ハンドル、メトロン5Dもエアロ効果が高そうな印象です。

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ケーブルの露出も一切ありません

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ていうかこのハンドル、剛性がハンパない!

ガッチガチで正に一枚岩と言ったら良いか。

試乗後の話ですが、帰りに自分の自転車に乗った時、取り付けてあるイーストンのカーボンハンドルがめっちゃ柔らかく感じてしまいました。

そして、リアクトTEAM-Eのホイールは、これもVISIONのメトロンシリーズ。

55mmハイトの物ですが、特に走り出しの重さは感じず、スムーズに走れるホイールでした。

この日は割と風もあったのですが、横風に煽られる事もそれほど無し。

VISIONのホイールは初でしたが、流石ブラックシップに搭載される物だけあって、良いホイールです。


2番目に試乗したのが、

リアクト8000-E

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こちらは47サイズです。
私の身体ではどちらのサイズ感か微妙なところでしたので、両サイズを試させてもらう事ができ非常にありがたい。

先に試乗した、50サイズのTEAM-Eよりシートポストの出代があってカッコ良いわ笑。

乗った時のサイズ感も良く、ハンドルも先程より近いせいか扱いやすい印象。

近いけど身体が詰まってしまう事もなく、自分としては47サイズの方が合っているのかもと思いました。

因みに自分は身長170cm、股下77cmほどの立派な?日本人体型です。

さて、こちらの8000-Eはホイールがレイノルズの物となっています。

その違いなのか、漕ぎ出しはTEAM-Eより若干重いかな と言う印象。

また、横風に煽られる感じも多少ありました。

リムハイトは58mmで、TEAM-Eのメトロンホイールより3mm高いだけなのですが、だいぶ違った印象を受けました。

違うのはそのくらいで、基本的な乗り心地は変わりません。

見た目の話ですが、カラーリングがほぼ真っ黒なので、ちょっとばかし地味ですね。

これはこれで格好良いのですが、もう少し、カラーリングの展開が欲しい所です。

TEAM-Eの方は、バーレンマクラーレンカラーが派手で格好いいです。

ちなみに今年のバーレンヴィクトリアスでも同じカラーリングで使用されています。

ただ、このカラーのリアクトはショップへの供給が全然追い付いていないらしく、現状でサイズの無い場合、次の入荷は1年後とかになる恐れがあるとか…。


メリダ 新型リアクトの試乗インプレッションは以上になります。

最後までお読み頂きありがとうございました。