金色への道

湘南のロード乗りの徒然

肺炎で死ぬかと思ったときのガーミンウォッチの記録を公開する

2023年7月。

肺炎で入院しました。

自宅から比較的近いクリニックで高熱と咳に2度受診し2回目の診察で肺炎と診断を受けました。しかし入院させてもらえず、家で様子を見てと言われ様子を見ていたら、徐々に悪化しリアルにこのまま死んでしまうのでないかと思うほど具合が悪くなり、症状がかなり悪化してからの入院となりました。

 

基礎疾患のない成人男性には、病院って相当厳しいんですね。


そんな状態でしたが、肺炎の発症から入院そして退院と、ガーミンウォッチをほぼ腕に付けておりその時の身体の状態の記録が残っておりました。

 

その記録を見てみたら身体の状態が数値としても現れており、面白かったのでガーミンウォッチのデータの例として公開してみる事にしました。

 

さっそくデータを1つ見てみましょう。

f:id:maejii:20230803151201j:image

これは、ガーミンのボディバッテリーの入院1日目からの1週間の記録。

 

入院しやっと適切な治療を受ける事ができたお陰で、日が経つに連れボディバッテリーの数値が回復しているのが分かります。

 

この様な具合でデータがあるので、またとない(もう体験したくない)機会なので、いくつかのデータを上げてみたいと思います。

 

ちなみに私が使っているガーミンウォッチは、Venu Sq 2 という比較的カジュアルなモデルで、アップルウォッチに似ているのでよく間違えられます。

ガーミンウォッチでも他の機種だと、また違ったデータも取れるかもしれません。

 

 

さて、先ずは今回の事を振り返ってみます。

事の起こりは新型コロナに感染した事。

 

保育園に通う子供が熱を出し、小児科に連れて行ったらコロナ陽性。

十中八九、保育園で貰ってきたと考えられる。

そしてその翌日に自分も発熱。

 

39℃を超える発熱が4日間ほど続き、唾を飲み込むのが辛いほど喉が痛いというのが主な症状。

 

自分に続き、妻ともう1人の子供(双子なのです)もコロナ発症。

発熱が辛くてもロキソニンを飲みながら、子供の世話をするという、なかなか厳しい時間を5日間ほど過ごし、何とか家族全員コロナの症状は落ち着いてきました。

そして週明けから仕事にも復帰。

が、その復帰初日の夜。

自分だけ再び発熱。


コロナの発症から約10日後でした。

39℃を超える発熱のため仕事にはもちろん行けない。

とりあえず家の近くのクリニックに行ってみましたが、コロナ及びインフルエンザは陰性。

解熱剤で様子見てと、カロナールと咳止めを処方され帰宅。

しかし、39℃超の発熱にカロナールは、正に焼石に水。

0.5℃くらい熱が下がる程度でほとんど効果はなし。

そしてその2日後。

症状は全く改善せず、むしろ咳が酷くなってきて、まともに睡眠も取れなくなってしまい、2日後に再びクリニックを受診。

ようやくここで、レントゲン等の検査の結果「肺炎」と診断。

しかし、入院はせず、経口の抗生剤でまたも様子見との事。

帰宅し抗生剤を飲む。

しかし、その日の夕方には熱が40.3℃と上昇。

意識も朦朧としており、これはヤバいと総合病院へ救急で受診しました。

が、

しかし、ここでも解熱剤で様子見ろと。

クリニックで出された薬で様子見ろと。

まともに検査もせずに帰されることになってしまう。

まともに飲み食い出来てないのに、水分を500mlは飲めてる(ロキソニンが効いてるときに無理やり押し込んでるだけ)事を理由に点滴もしてもらえず。

なんで、こんなに厳しいのか。

そこから3日我慢しました。
40℃の発熱が常態化しそうなのをロキソニンで無理やり解熱するが、咳は悪くなる一方。

夜も熱と咳で全く睡眠も取れない状態でした。

顔がどす黒くなってゆき、本当にこのまま死んでしまうのではないか思いながら過ごしていました。

 

世間は土日月と三連休中。

この日は連休中日の日曜。

 

連休明けの火曜にクリニックで検査結果を聞きに行く予定でしたが、症状は全く良くならずむしろ悪化。

家にいても何も出来ないし、家族も付き添いしてもらい総合病院に行き救急外来を受診しました。

 

そこで詳しい検査の結果、肺炎が悪化し、「肺化膿症」及び「胸膜炎」と言われ、即入院が決定。

抗生剤の点滴を受け、やっとこの時点でまともな治療が受けられました。

発症から6日後の事でした。

 

その週のボディバッテリーの推移を見てみます。

f:id:maejii:20230803173939j:image

火曜に発症したのですが、ボディバッテリーはほとんど回復出来ていません。

水曜の夜から、木曜の朝にかけてはガーミンウォッチを付け忘れており、推定で多少回復していますが、おそらく実際には回復できてません。

ここで、ちょっと話が逸れますが、そもそもボディバッテリーとは何なのか。


以下、ガーミンHP https://www.garmin.co.jp/minisite/health/guide/body-battery/ から引用。

“Body Battery(ボディバッテリー)は、Garmin独自の機能です。心拍変動、ストレスレベル、睡眠、そして毎日の活動レベルなどを分析し、身体的エネルギーの残量を測定します。数値は5-100 で表示され、そのスコアが大きいほど、その日の活動や運動に費やすことのできるエネルギーが十分にあることを意味します。反対にスコアが低いほど、体力を温存して休息をとる必要性を示します。”

と、あります。ボディバッテリー対応のウェアラブルデバイスを装着している計測されるデータを元にして、自身のエネルギーの残量を計算してくれるようです。

非常に面白いですね。


話を戻します。

そして冒頭でのこのボディバッテリーのグラフをもう一度見てみます。

f:id:maejii:20230803174013j:image

これは先程のグラフの翌週のグラフで、正に入院初日からのデータ。

 

そして具体的な数値。

f:id:maejii:20230803174038j:image


日曜からの入院で1日目と2日目の数値は酷いですね。

日曜が+9、月曜が0と、全く回復出来ておらず、死んでいるかのようです。

火曜以降、抗生剤の効果が現れており、その後は回復傾向にあります。

 

他のデータを見てみましょう。

 

以下は先月6月のとある休みの日の心拍数の変動グラフ。

f:id:maejii:20230803174746j:image


自転車にも乗らず、運動らしい運動も出来なかった日なので、心拍数は最大でも96。

睡眠時の安静心拍数は44となっている。

そしてこれが、今回の肺炎で最も悪い日であったであろう入院した日の心拍数の変動グラフ。

f:id:maejii:20230803174803j:image
安静心拍数が58と平常時である先程のグラフに比べて10以上高い。

0〜4時という睡眠の時間帯であるのに、心拍数が70を頻繁に超えており、日中では運動もせず寝ているだけなのに心拍数が100に迫っている。

この日の前後数日は咳き込むとしばらく止まらなくなるような状態で、咳き込んだ際、心拍数も90半ばまで上昇してしまい、それがグラフにも現れている。

ガーミン ウォッチにはストレスレベルという、心拍数の変動から体に受けているストレスを計測できるという機能があるので、それも見てみましょう。

先ほどと同日の日のストレスレベルを見てみます。
先ずは6月の休日。

f:id:maejii:20230803175114j:image
当たり前な事なのですが、睡眠時のストレスはありません。

また、16時前後も家にいたのでしょうか、ストレスを受けていないようです。


次は肺炎で入院した初日のストレスレベル。

f:id:maejii:20230803175130j:image


酷いですね。
一日中ストレスが掛かりっぱなし。


ガーミンコネクトにも

「今日は休憩時間をほとんど取っていません。ストレスは身体を消粍します。長い間ストレスを受けると、消耗し切ることがあります。」

とコメントされました。


この日を中心とした1日のストレスレベルの平均の数値の変動を見てみます。

f:id:maejii:20230803182847j:image


7/13から平均が50となり、7/16の救急にかかり入院した日がストレスレベルのピークに。それ以降は抗生剤での治療により徐々に平均ストレスレベルが減少して行きました。

7/19には平均ストレスレベルが25まで下がりました。これは普段の生活レベルと同等であるため、治療から4日ほどでストレスレベルが通常まで落ち着いた事が分かります。

入院4日目の実感としては、まだ咳が出たり微熱が続いたりしている状態でしたが、入院初日に比べたら症状が落ち着いてきている実感はありました。

 

しかし、この日の心拍数を見てみると、安静時の心拍数は49となっており、通常であれば43,44ほどの数値なのでそれに比べるとまだ高く、回復していない身体の状況も現れています。

f:id:maejii:20230803183054j:image


因みに安静時の心拍数のその後の推移を見てみると、

f:id:maejii:20230803183219j:image


グラフ青線が安静時心拍数。変動幅が少ないので分かりにくいのですが、退院3日目の7/26には43まで下がりようやく平常時までの値に落ち着きました。

グラフ赤線の最高心拍数が途中から上昇しているのは、退院が決まったので軽い運動をしたり退院時に歩いたりしたから、上昇したのであって病状の影響ではありません。

 

ここまで、病気と入院時のガーミンウォッチから検出できたデータを見てきました。

 

体調が正直に反映されており、病気は大変でしたが、データをみる面白さとこれからの生活での注意すべき事象を把握するきっかけにはなりそうです。

 

 

 

最後にこれを執筆している直近のボディバッテリーの推移を上げておきます。

f:id:maejii:20230803184154j:image

睡眠をしっかり取れればボディバッテリーは回復します。

 

しかし、仕事に復帰した事や夜中も子供2人の面倒を見なければならない事で、徐々にボディバッテリーの最大値が減少しており、全体的にも下降しているデータですね。

 

気を付けないとまた疲労の蓄積より、何処かで体調を崩す原因となりうるので要注意です。

 

現状としてはようやく日常の生活ができてきたところで、深い呼吸の際、肺のダメージを受けた箇所にあった違和感が少しづつ治ってきている様な気がしますが、ロードバイクに乗ったりやランニングをする事はまだできていません。

 

少しずつ良くなっている感触はあるので、焦らず身体を戻して行きたいと思っております。

 

 

各社のハイエンドホイールを比較してみるPart.3 バイクメーカー傘下ブランドと注目の新興メーカー

ロードバイクのハイエンドディスクブレーキ用ホイールを様々なメーカーからピックアップし紹介する企画。今回はパート3。

 

バイクメーカーの傘下ブランドとしてホイールを作るメーカーや新興メーカーから幾つかピックアップしてみます。

 

 

 

9、ROVAL (ロヴァール)

RAPIDE CLX II

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リムハイト:フロント51mm、リア60mm
リム内幅:21mm
リム外幅:フロント35mm、リア30.7mm
前後セット重量:1520g
スポーク:F18/R24
ベアリング: SINCセラミックベアリング
参考価格:約35万円


ALPINIST CLX Ⅱ

f:id:maejii:20230721211436j:image

リムハイト:33mm
リム内幅:21mm
リム外幅:27mm
前後セット重量:1250g
スポーク:F21/R24
ベアリング: SINCセラミックベアリング
参考価格:約35万円

 

スペシャライズドのバイク以外のメーカーを使用している人でも敢えてROVALを選ぶ人がいる人気ホイール2点。

RAPIDE CLX II は空力を意識しハイトが高いホイール、ALPINIST CLX Ⅱは軽量性に特化し登坂性能を高めたホイールと、両極端でありますが、使い道が明確なプロダクトです。

万能なホイールは結局のところ、どっち付かずで半端で尖った特徴がない。

平坦なら平坦スプリントで勝てるホイール、登りなら登りで勝てるホイール。

勝てるホイールを開発した結果こうなった。

中庸はいらん。

というような?スペシャライズドの意思表示を感じます。

確かにプロがレースで使う機材なので、突き詰めたらこうるなるのかもしれません。

ハブはROVALオリジナルですが、DTスイスの180 Ratchet EXPハブが元になっておりセラミックベアリングが使われ抜かり無し。

また前作はクリンチャーのみ対応だったのがⅡになりチューブレス対応に。

因みにALPINIST CLX Ⅱはエヴェネプール選手が2022年の世界選手権で使用し勝ったホイールですね。

リムが軽いから空力が悪いなんてのは言い訳でしかありませんw

 

10、CADEX

CADEX 36 DISC TUBELESS

f:id:maejii:20230721211921j:image

リムハイト:36mm
リム内幅:22.4mm
リム外幅:26mm
前後セット重量:1302g
スポーク: カーボン、F21/R24
リム: フックレス
ベアリング:セラミック
参考価格:約36.3万円

 

CADEX 50 ULTRA DISC TUBELESS

f:id:maejii:20230721212311j:image

 

リムハイト:50mm
リム内幅:22.4mm
リム外幅:30mm
前後セット重量:1349g
スポーク: カーボン、F21/R24
リム: フックレス
ベアリング:セラミック
参考価格:約38.5万円


以前よりジャイアントは良いホイールを造っていたのですが、ジャイアント以外のバイクに敢えてジャイアントホイールを履く人は稀でした。

そこで、スペシャライズドやトレックのようにホイール等のパーツブランドとして立ち上げたのがCADEX。

ジャイアントのパーツ群の最上位に当たるコンポーネンツになります。

そのホイールはフックレスのカーボンリムにカーボンスポーク、そしてオリジナルのセラミックベアリングと最新のテクノロジーが全部盛り。

CADEX 36 は約1300gと非常に軽量な山岳寄りオールラウンドホイール。

価格面で考えても、ROVALのAlpinist CLXやカンパニョーロのハイペロンウルトラの対抗馬として十分なスペックを持ちます。

ULTRA の名が付いたCADEX 50 ULTRAは、空力を意識した50mmハイトホイールながら1349gという軽量性を併せ持っており、平坦の速さに加え、登りでも重さが気になるシチュエーションはほとんど無いでしょう。

 

 

11、BONTRAGER

Aeolus RSL 37 TLR Disc

f:id:maejii:20230723081802j:image

リムハイト:37mm
リム内幅:21mm
リム外幅:28mm
前後セット重量:1325g
スポーク: F24/R24
ハブ:DT Swiss 240 Ratchet EXP 36
参考価格:約37万円

 

Aeolus RSL 51 TLR Disc

f:id:maejii:20230723081853j:image

リムハイト:51mm
リム内幅:23mm
リム外幅:31mm
前後セット重量:1410g
スポーク: F24/R24
ハブ:DT Swiss 240 Ratchet EXP 36
参考価格:約37万円


ボントレガーの最新ホイールは37mmと51mmハイトがラインナップ。

Aeolus RSL 37 TLR Discは21Cの内幅に37mmハイトと現代オールラウンドホイールのスタンダードと言っても良いスペック。

重量はチューブラー並みとは言えないものの1325gという軽量性は登坂で重さを感じる事はないでしょう。

そしてAeolus RSL 51 TLR Discは内幅が23Cに拡張されより太めのタイヤの装着を想定されているようです。

平坦でブンブン回したくなりそうですね。

50mmではなく51mmというハイトが非常にこだわりを感じます。

重量も1410gはリムの迫力からしたらなかり軽量。

平坦でも登りでも遅れる言い訳ができないホイールです笑。

価格面、軽量さ、性能の非常にバランスの良いホイールで、トレック乗りでなくとも、使ってみたくなる魅力的なホイールです。

 

 

12、WINSPACE

Lún MEGA D45

f:id:maejii:20230723082401j:image

リムハイト:フロント46mm、リア54mm
リム内幅:21mm
リム外幅:フロント27.6mm、リア27.8mm
前後セット重量:1375g
スポーク: カーボン
ベアリング:セラミック
参考価格:約39万円

Hyper で話題のホイールメーカーLún。
ハイエンドモデルとしてHyperを超えるホイールがMEGA。

HyperのD45が元になっており、リムのプロファイルは同じ。
スポークが特殊な組み方になっておりHyper D45が1421gに対し、1375gと軽量化。

公表はされていませんが、Hyper のリムはカーボンながら比較的重量のあるリムを使用しており、それが推進力に繋がっているとの話もあります。

MEGA D45も同様なリムを使っているので、ただ軽量なホイールというだけでなく、セラミックベアリングも相まってよく回るホイールなのでしょう。

それにしても外観がヤバい。めっちゃ迫力あるなぁ。写真のせいかもしれないけどHyper よりギラついてる!?

 

 

13、ELITEWHEELS(エリートホイールズ)

DRIVE 40D

f:id:maejii:20230726094942j:image

リムハイト:40mm
リム内幅:21mm
リム外幅:28mm
前後セット重量:1260±30g
スポーク:カーボンF21/R24
ベアリング:セラミック
参考価格:約17万円

 

DRIVE 50D

f:id:maejii:20230726094814j:image

リムハイト:50mm
リム内幅:21mm
リム外幅:28mm
前後セット重量:1300±30g
スポーク:カーボンF21/R24
ベアリング:セラミック
参考価格:約17万円

 

ELITEWHEELSは2013年に設立した比較的若いメーカーですが、OEMで様々なメーカーのリムを製造しているメーカーです。

そのELITEWHEELSは自社でもホイールを製造しており、日本では2023年に入ってから少しずつ認知されてきています。

そのメーカーの代表的なホイールがDRIVEシリーズ。

この円安のご時世でも20万円を切る低価格ながら、セラミックベアリング且つカーボンスポークを採用したカーボンホイール。

そしてDRIVE 40Dの重量はなんと1260g!

リムテープやチューブレスバルブを除いた重量なので、実測はもう少し重くなる事もあり±30gとなっていますが、それでも40mmハイトで1300を切る軽さ。

価格とスペックを見るとダントツなコスパですね。

耐久性が気になるところですが、UCIの認証も取得しているので、基本的には問題はないでしょう。

DRIVE 50Dは基本的なスペックは40Dと同じでリムハイトが50mmで登りより平坦にシフトしたホイール。

その重量は1300±30gとチューブラーに迫る軽量さ。

やはり、カーボンスポークが効いているのでしょうか。

40も50も価格が同じなので、買うとなったら、非常に迷いそうです。

 

 

表でのまとめ(Part.1.2含む)

メーカー

名称、型式

重量(g)

リムハイト(mm)

リム内幅(mm)

参考価格(万円)

FULCRAM

SPEED42

1410

42

23

42

 

SPEED57

1495

57

23

42

Campagnolo

HYPERON ULTRA

1240

37

21

60

MAVIC

COSMIC ULTIMATE 45 DISC

1255

45

19

52.8

SHIMANO

DURA-ACE

WH-R9270-C36-TL

1350

36

21

29

 

DURA-ACE

WH-R9270-C50-TL

1461

50

21

29

FFWD

RAW

1420

44

21

33.4

ZIPP

353 NSW Tubeless Disc

1308

40-45

25

78.5

 

303 Firecrest Tubeless Disc

1408

40

25

36.5

DT SWISS

ERC 1100 DICUT DB 35

1398

35

22

38

 

ERC 1100 DICUT DB 45

1449

45

22

38

VISION

METRON 45 SL DISC 

1390

45

21

30

ROVAL

RAPIDE CLX II

1520

F51/R60

21

35

 

ALPINIST CLX Ⅱ

1250

33

21

35

CADEX

CADEX 36 DISC TUBELESS

1302

36

22.4

36.3

 

CADEX 50 ULTRA DISC TUBELESS

1349

50

22.4

38.5

BONTRAGER

Aeolus RSL 37 TLR Disc

1325

37

21

37

 

Aeolus RSL 51 TLR Disc

1410

51

23

37

WINSPACE

Lún MEGA D45

1375

F46/R54

21

39

ELITEWHEELS

DRIVE 40D

1260

40

21

17

 

DRIVE 50D

1300

50

21

17

 

 

3回に渡り、私が気になっているハイエンドホイールをピックアップした企画ですが、今回で終了とないます。

 

気になったホイールはありましたでしょうか!?

 

様々なメーカーからロード用ホイールは発売されていますが、スペックを比較するのに各メーカーのHPを調べるのも大変なので、簡単にですがまとめてみました。

 

ホイールをお探しの方の参考になれば幸いです。

 

 

 

 

 

www.maejii.com

 

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各社のハイエンドホイールを比較してみるPart.2 ホイールに特化した欧米メーカーの技術の粋を垣間見る!

ロードバイク用ホイールのハイエンドホイールを各メーカーから紹介、比較する企画のパート2です。

 

前回はカンパニョーロやシマノ等、ホイールの大手中の大手メーカーのホイールを紹介しましたが、今回は少しマニアックで比較的ホイールに特化しているメーカーからピックアップしてみます。

 

 

 

5、FFWD(ファストフォワード)

RAW

f:id:maejii:20230710181508j:image
リムハイト:44mm
リム内幅:21mm
リム外幅:30mm
スポーク:F24/R24
前後セット重量:1420g
ハブベアリング: SINCセラミック
参考価格:約33.4万円

オランダのFFWDからはRAWをピックアップ。

重量的には前述のシマノやフルクラム同等な重量と言えますね。

 

チューブラー並とはいきませんか、十分な軽量性があります。

 

またオランダは身体の大きな人が多い事もあり、FFWDのホイールはパーツを吟味し頑丈な造りとなっているのが一つの利点。

ハブにはSINCセラミックベアリングを搭載したDT SWISSのDT 180 EXPを使用しており、回転性能にも期待できます。

内幅21のリムですが、タイヤは23〜42Cとなっており、ヒルクライム用に細めのタイヤも使用できるなど万能性を持っています。

そして、価格も他の海外メーカーに比べ安価なのありがたいですね。

リムのデカールはブラックなので、以前のFFWDのような派手さは無く控えめですが、存在感のあるホイールとなっています。

 

6、ZIPP


353 NSW Tubeless Disc

f:id:maejii:20230710182432j:image

リムハイト:40-45mm
リム内幅:25mm
リム外幅:30mm
前後セット重量:1308g
適合タイヤサイズ:622x28~55mm
リム: フックレス
参考価格:78.5万円

 

303 Firecrest Tubeless Disc

f:id:maejii:20230710182151j:image

リムハイト:40mm
リム内幅:25mm
リム外幅:30mm
前後セット重量:1408g
適合タイヤサイズ:622x28~55mm
リム: フックレス
参考価格:約36.5万円

空力に優れたホイールブランドといえばZIPP。
いち早くフックレスリムを採用したメーカーでもあります。

ピックしたのはリムハイト40mmほどで万能に使えるであろうホイールを二つピックアップ。

ハイエンドのホイールの353 NSW は波形リムでそのハイトは40〜50mmとなっており、空力改善に余念ないZIPPならではのホイールと言えるでしょう。

重さも1308gとかなり軽い。

しかしその価格は70万円後半という、びっくり価格。

一般人がおいそれと買える物ではありませんね〜。


もう一つは比較的現実的な価格の303 Firecrest。

ZIPPのハイエンドホイールであるFirecrestの名を冠したホイール。

リムハイト40mmで重さ1408gと、内幅25Cのカーボンチューブレスホイールという事を考えれば、充分軽量で風に煽られにくく登りでも降りでも攻められる万能性を持っています。

気にかかる点としては、ワイドリム且つフックレスリムのため、基本的には28Cチューレスタイヤに限定される事ですね。

 

 

7、DT SWISS

ERC 1100 DICUT DB 35

f:id:maejii:20230713115348j:image

リムハイト:35mm
リム内幅:22mm
リム外幅:28.5mm
前後セット重量:1398g
ハブベアリング: SINCセラミック
参考価格:約38万円

 


ERC 1100 DICUT DB 45

f:id:maejii:20230713120001j:image

リムハイト:45mm
リム内幅:22mm
リム外幅:28.5mm
前後セット重量:1449g
ハブベアリング:SINCセラミック
参考価格:約38万円

ホイールの主な構成要素である、リム、ハブ、スポークを製造するDT SWISS。

もちろんホイールも製造しており、ここ数年は、プロのレースでも存在感が増しています。

上記の2モデルはカテゴリー的にはエンデュランスモデルとなりますが、レース向けカテゴリーのホイールは比較的幅の狭いリムを使用しているため、こちらを紹介。

ハイト35mmのERC 1100 DICUT DB 35 は1400gをギリ下回り軽量さを意識した山岳向けのモデル。

ハイト45mmのERC 1100 DICUT DB 45はよりエアロホイールでありながら、重さが1400g半ばの重さ。

ともに超軽量とは言えないが、DT SWISS らしい堅実なホイールと言えるでしょう。

リムはスイスサイドと共同開発した物で、リムハイト以上の空力性能が期待できます。

ハブにはDT の最高位グレードの180 Ratchet EXP 36を使用。

そのベアリングはSINCセラミックベアリングという独自の技術を用いており、回転性能も期待大。

 

 

8、VISION

METRON 45 SL DISC 

f:id:maejii:20230713120539j:image

リムハイト:45mm
リム内幅:21mm
リム外幅:31.1mm
スポーク:F21/R24
前後セット重量:1390g
参考価格:約30万円

 

バーレーンヴィクトリアスが使用するホイールメーカーのVISION。

45mmハイトのMETRON 45 SL DISC は内幅21Cながら外幅は31.1mmあり、かなりマッシブな造りです。

しかし、ホイール重量は1400gを下回り、なかなかの軽量具合。

また、重量の情報が幾つかあり、1390g以外にも1372g、1329gと言った重さの表記もありました。

重量に多少の誤差はありそうですが、優秀なホイールなのは間違いないでしょう。

価格もそれ程高くなく魅力的なホイールですが、入手性が良くなさそうなのが欠点でしょうか。

 

 

 

表でのまとめ(Part.1含む)

メーカー

名称、型式

重量(g)

リムハイト(mm)

リム内幅(C)

参考価格(万円)

FULCRAM

SPEED42

1410

42

23

42

 

SPEED57

1495

57

23

42

Campagnolo

HYPERON ULTRA

1240

37

21

60

MAVIC

COSMIC ULTIMATE 45 DISC

1255

45

19

52.8

SHIMANO

DURA-ACE

WH-R9270-C36-TL

1350

36

21

29

 

DURA-ACE

WH-R9270-C50-TL

1461

50

21

29

FFWD

RAW

1420

44

21

33.4

ZIPP

353 NSW Tubeless Disc

1308

40-45

25

78.5

 

303 Firecrest Tubeless Disc

1408

40

25

36.5

DT SWISS

ERC 1100 DICUT DB 35

1398

35

22

38

 

ERC 1100 DICUT DB 45

1449

45

22

38

VISION

METRON 45 SL DISC 

1390

45

21

30