金色への道

湘南のロード乗りの徒然

リムブレーキのロードバイクの安全性と機材選定

 

リムブレーキは危険?

 

最近、話題になっているブレーキの話です。

どこかでリムブレーキのバイクは危険!だとか何とか言われているみたいですね。

私の場合、メインバイクやシクロクロスは既にディスクブレーキの車体を使用しておりますが、通勤用のバイクはリムブレーキです。

一方的に、リムブレーキは危険だ!と言われると違和感を覚えるいうか、釈然としない感があります。

本当にリムブレーキのバイクは危険なのでしょうか。

f:id:maejii:20240429220631j:image


危険な物と思うのであれば使おうとは思いませんし、数年までロード乗りは皆リムブレーキのバイクでレースもロングライドも路面が濡れていても雨天でも、問題なくかっ飛ばしていた訳ですよね。


確かにスピードの出るスポーツサイクルにとってブレーキ性能というのは、最も優先されるべき事項です。

いくら速くても、いざと言うときに止まれなければ危険極まりない乗り物になってしまいます。

命に関わる大切な部品であるブレーキは、整備においても最も気を使わなければならない箇所です。

 

ではリムブレーキのバイクは止まらないので危険なのか。


私の経験から言うと、

機材選定によっては、ロード用ディスクブレーキ並の制動力を得る事は可能である。

と感じます。

ただし、注意しなければならない事があるの間違いありません。

 

 

リムブレーキとディスクブレーキの差

ではリムブレーキのバイクで危険がある場合とはどの様な事でしょうか。

私が考えるリムブレーキが危険になる場合とは、機材の選定(整備は出来ているものとした上で)が要因の一つであるかと思います。

注意しなければならない機材とは、フルカーボンリムを使ったホイールです。

特にブレーキ面に特殊な加工がされて無いものはブレーキ性能は良くはない傾向にあります。

ブレーキ面がツルツルしていれば、それだけ摩擦が低く、ストップが効かなそうなのは想像に難くないでしょう。


ではリムブレーキでカーボンホイールを使う事は危険なのでやめた方がいいのでしょうか。

数年前、ディスクブレーキが主流になるまでは、皆それで走ってたよね!?

はい、その通りです。

では、何が問題なのか。



それは複数人でのライドの時、ディスクブレーキのバイクの中に混ざると危険となる恐れがあるのでは無いかと思います。

f:id:maejii:20240429220946j:image
どう言う事かと言うと、ブレーキの制動力が違うバイクに乗って複数で走っていれば、カーブや信号ストップ等でのブレーキをかけるタイミングが異なってくる事が大きな問題となりうるのです。

私も経験があります。
3年ほど前の事ですが、友人と2人で箱根旧道を降っているときです。

友人は最新のディスクブレーキのバイク。
私はリムブレーキの軽量なバイクでカーボンホイールを履いていました。

箱根旧道は10kmほどのヒルクライムコースで急カーブも多いです。

その降りでディスクブレーキの後に着いていました。

カーブに入る前にブレーキをかけますが、友人のブレーキのタイミングに合わせると、ブレーキのタイミングが遅く突っ込み気味になってしまいスムーズに曲がれません。

しかし、友人はスムーズに降って行きます。

そのため、カーブで多少離されるのを許容したうえで、ブレーキは自分のタイミングでかけるようにして、カーブが終わったらパワーを出して距離を詰めるというようにするしかありませんでした。

単純に友人の方がカーブが上手いという事もあるかもしれませんが、下のカーブでブレーキをかけ始めるタイミングが明らかに違ったのを今でも鮮明に覚えています。

また、咄嗟の急ブレーキでもかなり差が出るので、場合によっては前走者の横に逃げる形になる事もあるかと思います。

まぁ、2人とか少数では、多少気を使えばいい話かもしれません。

しかしレースの集団となるとそうも行きません。

四方八方に気をブレーキの事はまで使って走るのは、なかなかキツいものがあるでしょう。


ディスクブレーキがプロのレースで導入された当初、やはりブレーキの制動力の差はレースを実際に走る選手達からも懸念する声がありました。

ただ、あっという間にプロの世界ではディスクブレーキ一色になり、今ではリムブレーキのバイクはほぼ排除されてしまいましたが。

 

とはいえ、リムブレーキのバイクそのものは、何も変わった訳でなく、急に危険な自転車になった訳ではありません。

結局は乗り方と乗り手次第です。

 

 

リムブレーキで制動力を強くしたいなら


さて、リムブレーキのバイクで、ブレーキのストッピングパワーを向上させられる機材とは、どの様な物でしょうか。

結論から書くと、アルミホイールでリムのブレーキ面に特殊な加工がされているリムは非常に良くブレーキが効きます。

マビックのエグザリットやフルクラムのレーシングZEROナイト、カンパニョーロのシャマルミレ、VISIONの黒リムのやつなど、アルミホイール且つブレーキ面が特殊加工されたリムのホイールは最強です。

私はVISIONのブレーキ面が加工された黒リムのホイールを一時期使っていましたが、よく効くキャリパーを使えば場合によってはディスクブレーキよりストッピングパワーは強いのでは?と思うほど、ブレーキが効くようになりました。

f:id:maejii:20240429221320j:image

通常のアルミホイールでもしっかり効きますが、雨天でリムが濡れると、ストッピングパワーが若干落ちるますが、それも慣れの問題です。

アルミホイールでも、メジャーメーカー以外の物を選ぶ時は注意が必要です。

前に海外通販大手のオリジナルブランドのホイールを買ってみた事がありました。

それは一流メーカーのホイールに比べ、同じくらいのスペックで価格が半額ほどと非常にお買い得感のあるホイールでした。

確かに走りは軽かった。

しかしリムのブレーキの面の剛性不足のためブレーキをかけた時の挙動がおかしなホイールで、非常に怖いホイールでした。

 

リムブレーキのホイールというのは大手メーカーにおいて長年研究し尽くされ、もう成熟し完成された感のあるプロダクトになります。

下手に振興ブランドの物を選ぶより堅実に大手の物を選ぶ方が後悔する事は少ないのかもしれません。

ただ、今後大手メーカーでもディスコンとかもありそうですが…。


またどうしても軽量なカーボンホイールを使いたいなら、重要なのはブレーキシューの選定です。

私もリムブレーキのカーボンホイールをそこそこ使ってきたので、カーボンリム用のブレーキシューも色々使ってきました。

その中で最も止まると感じたのはカンパニョーロの赤いブレーキシュー。

 

 

 

カンパニョーロのブレーキシューは雨天でもそれなりにブレーキは効いていた記憶があります。

また摩耗もそれほど早くなく、月500kmくらいの走っていた時期でも同じ物を2年近く使っていました。

ただこれも今後、入手が難しくなりそうな予感はしますが。


また、キャリパー自体でも制動力は異なります。


私は5年ほどシマノのBR-9000を使っていました。

使っていた当時はデュラエースグレードであるBR-9000には何も不満は無く、しっかり止まるし、コントローラブルで使いやすいブレーキでした。

ただ、今思えばカーボンホイールを使うと制動力は落ちますが、それを理解して使っていれば特に問題ありません。


ディスクブレーキのバイクをメインにしてしばらくしてから、リムブレーキのバイクはサブになった事もあり、デュラエースBR-9000は売却し、代わりに105グレードのBR-R7000のリムブレーキ用キャリパーを購入し使いましたが、そのストッピングパワーの強さに驚きました。

個人的な感覚ですが、制動力自体はBR-9000より強い!と感じました。

ただし、効きのスムーズさや弱いブレーキング等のコントロール性はBR-9000の圧勝ですが。

シマノのR9100以降の世代のブレーキキャリパーは制動力向上のため、9100と8000のブレーキにはブースターが備わっているようです。

また、R7000にはブースターは無いようですが、剛性が向上しているとのことで、リムブレーキとしての制動力はかなり高いのではないかと思います。

 

 

ブレーキ面が黒い特殊加工されたアルミホイールと、上記のシマノの最新ブレーキキャリパーを合わせればブレーキの制動力は、ディスクブレーキにも負けずとも劣らないレベルまでもっていく事は出来るかもしれません。

少なくとも私はそう感じました。

ただし、軽い力での強い制動力とコントロール性能を求めるなら、ディスクブレーキのロードバイクを使うべきです。

 

 

最後に

 

リムブレーキのロードバイクが危険かどうかは、その用途と機材選定に寄って変わってくると言うのが結論です。

通勤やトレーニングで使う分には問題なく、パーツさえ無くならなければ、今後も使用されるでしょう。

しかし、スピードの出るレースで使うには、やはりブレーキ性能に差がある事を考慮すべきでしょう。

また機材選定によってブレーキ性能に大きく差が出てしまうのがリムブレーキの怖いところでもあり面白いところでもあります。

また、スポーツサイクルのトレンドはディスクブレーキになっているため、リムブレーキバイク用のパーツは今後入手が難しくなってゆく事が予想されます。

使用する機材と部品が確定している場合は、ストックを確保しておく事も必要でしょう。


以上、リムブレーキのロードバイクの現状について思うところを書いてみました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

サドルが滑るとパワーダウンする?対処法は?

合うか合わないか。

落ち着く否か。

サイクリストの永遠のテーマになりうる問題。

 

そう、サドル。

 

そしてサドル沼。

 

ハマった事のない方は幸運でしょう。

 

たまに「サドルなんて何でもいい!」という強者もおりますが、多くのサイクリストにとって、車体において1番面積の広い接触点であるサドルは、悩みの種でもあるはずです。

 

困る事に合っていると思っていたサドルが突如、違和感を覚え何となく合わなくなるなんて事もあります。


また、私のようにブログを書くような人間は、色々な物を試すのが好きなタイプ。

サドルも良さそうな物があれば、試してみたいという衝動に駆られます笑


そう、今回はサドルについての記事です。

 

先日、とあるフィッター様のフィッティングを見学させてもらうという貴重な機会をいただきました。

 

その時の会話の中で、
サドルが滑るとパワーが落ちる
という話がありました。

 

表面がツルツルなサドルを使うとそれだけで、損をしているという事です。

お尻がサドル上で滑ってしまうと、ポジションをキープするためペダリングと逆方向の力を発生させてしまい、自らペダルに加わるパワーを制限するのでパワーが落ちる原因となりうる。

と言った内容だったかと思います。

 

私の中でこの話は合点がいきました。

というのもここ2年ほど、お尻がサドルの上で滑るのが気になり、表面が滑り気味のサドルを止め、比較的滑らないサドルを好んで使用していたからです。


私のこれまでの経験としては、サドル高が高めの場合は表面のツルツルしたサドルの方が身体の動きを阻害しないためペダリングし易く、パワーが出るような印象がありました。

 

おそらくサドルが高いと股関節だけでなく、腰回りなどの下半身全体を使ってペダルを漕ぐため、サドルが滑る方が身体を動かしやすかったのかもしれません。

 

ただしその分、体力の消耗が早く、ロングライドで150km近くなったり、富士ヒルのような1時間を超えるヒルクライムでの終盤など、長丁場になると疲労のためお尻の位置がキープできなくなりポジションが崩れてしまう事がありました。

 

そうなるともうパワーは出ない。

また、ペダリングの際に腰が動くため腰痛も出やすい。


というような経験があり、ここ2年くらいはサドル高は低めで、比較的滑りにくいサドルを好んで使用していました。

そのため、このフィッター様の話は合点がいきました。


サドル高が低めかつ表面がそれほど滑らないサドルだと、お尻の位置が安定し多少の長丁場になってもポジションが崩れにくい印象はあります。

そして腰痛は出にくい。

 

ただし、自分の場合サドル高が低すぎても腰痛が出るので、サドル高には常に注意をしている感があります。


滑りにくいサドルに交換すると言っても、サドルってそれなりに高価である事や形状の合う合わないがあるのでなかなか困りますよね。

そんな時は、とりあえずこんなのを試してみるのがお勧め。

 

 


3Mの落下防止テープ。

サドルに貼ってみるとこんな感じになります。

f:id:maejii:20240315215611j:image


ちょっと見てくれが気になりますが、これでもなかなか効果ありです。

 


サドル自体は以前このブログでも紹介した、プロロゴのショートノーズサドル ディメンション。

これは表面が割と滑ります。

写真のサドルは通勤用自転車の物で、クロモリレールか何かのグレードの低いやつで、座面の形状は自分に合うのですが、表面の滑りが気になっていました。

とりあえず滑り止めテープを貼って、通勤で1ヶ月ほど使用していますが、今のところ剥がれる事もなく、お尻のグリップも効いています。

ディメンションにはCPCという滑り止め付きのモデルもあり、これはこれで良いのですが試しで買うにはちょっと高価ですので。

サドル表面の滑りが気になっている人は、とりあえず、滑り止めテープを試すのも良いかと思います。


ちなみに、今回お話しを聞かせてもらったフィッターさんによると、養生テープを貼るのとグリップ感が丁度良いらしいですw

養生テープの色は緑が基本ですが、探せばカラーも色々あるので、これも試してみるのがいいかもしれませんね〜

 

 

 
 
 

スポークテンションは落ちて当たり前!?スポークテンションドロップについて

ホイール組みをしていると、今まで自転車に乗っていだけでは、気にしていなかった事に気付かされます。

その一つがタイヤ装着時のスポークテンションの変化。

結論から書きますが、ホイールにタイヤとチューブを装置し、空気を充填すると

スポークテンションが下がります。

長年自転車に乗っている人でも知らない人、という気にしていない人が多いのではないでしょうか。

私もホイールを組むまで、気にしていませんでした。

 

スポークというのは、ハブとリムを引っ張る役目をしており、それによりホイールが構成されています。

f:id:maejii:20240205223612j:image

そして、その引っ張る強さが俗にスポークテンションと言い、主にKgf(キログラムフォース)という単位でその強さを表します。

これは、何Kgの力が加わっているか という事を表しているので、馴染みのある単位ですね。

kgとkgfは何が違うとかと言うと、kgは質量の事を言い、kgfは力の強さを表しています。
例えば体重60kgの人が地面に立っている場合、その人の持っている質量が60kgという事になり、地面には60kgfの力が加わっていると考えられます。


N(ニュートン)という単位でも表さられる事もありますが、kgfを使う事の方が多いかと思います。

但し、DTのリムにはこんな表記がありました。

f:id:maejii:20240201080746j:image

これは、最大で1200Nのスポークテンションまでかけられますよ と言う事になります。

ちなみに
1N = 約0.102Kgf

なので、Nを10で割った値がだいたいのkgfの値となるので、このDTのリムには最大でも120Kgf程度までのスポークテンションにしなければならないとなります。


スポークテンションが強ければそれだけ撓みが少ないので、剛性が高くて反応の良いホイールになると一般的には考えられます。

そしてホイールのスポークのうち、後輪のフリーボディが付いているドライブサイドが最もスポークテンションが高くなり、そこのスポークテンションを上限ほどの120kgfや130kgfに合わせて組む事が多いです。


さて冒頭に書いた、ホイールにタイヤとチューブを装着し空気を入れるとスポークテンションが落ちるというのはどういう事か。


考えて見れば難しい事ではありません。

空気を充填すると、チューブが膨らみますね。

当たり前ですが、チューブは円形になっており、チューブが膨らむ事によりホイールのリムの全周が内側に向けチューブに押される形になります。

そうなるとリム自体が若干ですが縮みます。

そのため、張ってあるスポークが緩む形となるため、スポークテンションが下がってしまうのです。


頑張ってホイールを組んで、自転車にセットアップして走った後、スポークに緩みがないからチェックしてみると、しっかり張ったはずのスポークが緩くなってる!しかも全部のスポークが!

って事になりびっくりしましたが、よくよく調べてみると、当然の事でした。

 

で、どのくらいのタイヤとチューブを装着しエアーを充填すると、どのくらいスポークテンションが落ちるか。

先日組んでみたリアホイールにクリンチャータイヤとチューブを装着し5barまで入れたときのスポークテンションを計測したところ


フリーハブ側
130kgf → 105kgf

ブレーキローター側
105kgf → 80kgf

おおよその値ですが、やはりスポークテンションが落ちました。
割合にして20%ほどのドロップとなります。

 

落ちる割合はリムの剛性によって変わると考えられますが、こうしてみるとなかなか大きい数値です。

ちなみに空気を抜くと
フリーハブ側 : 120kgf
ブレーキローター側 : 95kgf


ほどまでスポークテンションは戻りましたが、タイヤを嵌めるだけの状態でも10%ほどスポークテンションが落ちている事が分かります。


さて、タイヤとチューブと空気をセットし、スポークテンションが下がる事で、もう一つ問題が起こる事がありました。

 

それはセンターがズレる恐れがある事。


ホイールのスポークテンションが全体的に落ちた結果として、合わせたはずのセンターが若干ズレてしまう事がありました。

これはスポークテンションが左右で差が出てしまう事の多いリアホイールの方で見られるようで、フリーハブ側に0.5mm弱ズレてしまう事がありました。


フリーハブのあるリアホイールは形状がいわゆる「おちょこ」となり、組み方にもよりますがフリーハブ側は、反フリー側となるブレーキローター側に比べスポークテンションが高くなります。

そのため、タイヤとチューブをセットし全体のスポークテンションが落ちた時に、元々のスポークテンションが高いフリーハブ側に僅かに引っ張られてしまうのかもしれません。

そのため、リアホイールを組む場合、左右のスポークテンションが大きく異なる場合は、そのセンターズレを考慮してホイールを組む必要もあるでしょう。

 

そしてスポークテンションドロップはチューブレスだとさらに顕著に現れます。


先ほどとは別のホイールになりますが、フロントホイールとして組んだホイールに、30mmのシュワルベプロワンをチューブレスでセットした時のスポークテンションの変化を見てみました。


タイヤと空気を入れていない状態

左側(ブレーキローター側) : 110kgf
右側 : 100kgf


タイヤを嵌めた状態
左側 : 90kgf
右側 : 80kgf

4barまで空気を充填
左側 : 80kgf
右側 : 70kgf


スポークテンションの降下率は約30%。

20%ほどの降下率であったクリンチャータイヤに比べ大きい値となりました。

チューブレスタイヤを使った事がある人は経験があると思いますが、タイヤが固くホイールにタイヤを嵌めるのに苦労した事があると思います。

タイヤ自体がタイトな造りであるため、ホイールに嵌めるだけでもその全周に強い圧力が掛かり20%ほどのスポークテンションが落ちています。

そして、エアーを入れると更に10%ほどスポークテンションが落ちました。


ロードバイクでは、一般的にチューブレスタイヤ(チューブレスレディ含め)は乗り心地が良いとい印象があります。


チューブレスタイヤが快適な理由としては、チューブが無く空気圧を低くできるためと言われていますが、スポークテンションが落ちている事も要因の一つと言えるでしょう。

一方、チューブを入れたクリンチャータイヤの反応の良いキビキビした走りは、相対的に考えればスポークテンションがそれほど落ちていない事ご要因の一つとも言えるでしょう。

 

優しい乗り心地でないかもしれませんが、それはそれで魅力はあります。

 

チューブレスタイヤを履いて、反応の良さを求めるのであれば、タイヤをセットした状態を想定したホイール組みが出来れば理想的なのかもしれませんね。

もしくはタイヤを履いた状態で微調整するのも場合によってはアリかもしれません。

ただしその場合、エアーを抜いた際のスポークテンションがハブやリムの最大スポークテンションを超えないようにしないと、部品が破損する恐れがあるので注意が必要ですが。

 

今回はスポークテンションドロップについて書いてみました。

最後までお読みいただきありがとうございました。