「富士ヒルのために」という訳ではないのですが、その開催の一週間ほど前にリアディレイラーに付けていたビッグプーリーを外し、ノーマルの純正プーリーに戻しました。
RD-R9100のプーリーを純正にもどした。
使用していたリアディレイラーはシマノデュラエースのRD-R9100。
ここ2年ほど、このR9100の機械式リアディレイラーに、台湾のGEAROOP製のビッグプーリーを付けていました。
特に不満があった訳ではなかったのですが、先日買ったキャニオンアルティメットのDi2を使ってしまったら電動変速の速さと正確さには驚かされ、これまで使っていた機械式のリアディレイラーの動作に怠さみたいなものを感じてしまいました。
そこで何となくプーリーとそのアームを元の純正品に戻してしてみたところ…
機械式変速でもバシバシ変速が決まる!
チェーンリングがアウターであろうがインナーであろうが、スプロケットのローからトップまでしっかりと変速が決まるようになりました。
ビッグプーリーを使っていたときは、フロントがインナーだとトップ側の方が入り辛い傾向にあった(使用しないギアの組み合わせだけど)けど、それがなくなりました。
また変速の速さも気持ち速くなったように感じます。
チャキチャキと若干もたつきみたいなのは無くなり、カチッとした気持ち良い変速感になりました。
やはりシマノ純正は侮れませんね〜。
変速性能を重視するなら純正一択か。
駆動抵抗は増えたか?
ビッグプーリーを外した事による抵抗増はよく分かりません。
取り付けたとき、効果は何となくあるような気がしましたが、外したからと言って走行感が重くなったという事も特に感じません。
ビッグプーリーの効果が発揮されるのはというのは、いわゆるアウターローの場合です。
フロントチェーンリングが重い大ギアでリアスプロケットが軽い大ギアの時ですね。
アウターローになるとチェーンのテンションが最も高くなり、チェーンのラインで屈曲がキツいとチェーンの駆動に僅かな抵抗が生まれます。
そこでプーリーの径を大きくし屈曲をなだらかにしてその抵抗減を狙うというが、ビッグプーリーが駆動抵抗を減少させてくれる理屈です。
逆にフロントチェーンリングがインナーだとチェーンのテンションはそれほど高くならないため、プーリーの屈曲による抵抗もそれほど増えません。
そのためヒルクライムでフロントインナーをメインで走っている場合は、あまり効果を感じなくても当然かもしれません。
アップダウンのあるコースで多少の登りでもフロントをインナーに落とさずに走ってしまうようなコースで、アウターロー付近を多用する場合には効果を感じる事が出来るかと思われます。
が、この変速感は気持ち良いので、とりあえずは純正プーリーのまましばらく走ってみようかと思います。