金色への道

湘南のロード乗りの徒然

今年の富士ヒルは…

6月に入りMt.富士ヒルクライムまで一週間となりました。

例年なら4月、5月とヤビツ峠や大観山、箱根旧道など、週末の度に神奈川県周辺のヒルクライムスポットに登りに行って、富士ヒルに向けトレーニングをしているのですが、今年は全く出来ていません。


昨年の秋に体調を崩し目眩が起こるようになってしまい、練習ができない日々を過ごしました。

2019年に入り調子が良い日が続き、何とか調子を取り戻しつつあって、湘南シクロクロスと大磯クリテリウムを1戦ずつ走る事ができました。

4月に入り、さてこれからヒルクライムシーズンに向け走ってゆこう と思ったいた矢先、風邪をひいたのをきっかけに目眩が再発。

風邪が治ってからも目眩が続き、自転車にまともに乗れないようになってしまいました。

ゴールデンウィークに入り、じっくり休めたおかげで、多少なりと回復していたので強度の低い軽い練習は少しずつ行うようにしていました。

しかし、仕事をしていると体調はパッとせず、自転車でも強度を上げると、目眩が出るような感覚があり、とてもヒルクライムのための練習は、全く出来ていません。

病院にも色々な科に行ったのですが、
めまい症、緊張性の頭痛、軽い髄膜炎の恐れなど、色々言われて薬も服用していましたが、結局原因はよく分からないまま今に至っています。


現状としては、全く自転車に乗れない訳ではないので、少しずつ走るようにしていますが、練習できていなかった期間が響き、FTPは好調な時と比べ30〜40ほど低下している様子です。

一応、富士ヒルには出るつもりでいますが、昨年獲得できたシルバーどころかブロンズさえも怪しい状態です。

金色への道 というブログタイトルを銘打ち、ゴールドを目指しているはずが、こんな状態で非常に情けない次第です。

言い訳になってしまいましたが、このような事情があり、今年の富士ヒルは完走を目指して頑張る事にしました。

あと一週間、体調を崩さないよう気をつけます。


土曜日曜と晴れてくれ〜!

 

 

プレミアムバイクインプレッション 2019 試乗記録④

令和元年5月6日に神宮外苑で行われた、プレミアムバイクインプレッション。
試乗したバイクについての記録の4回目。今回が最後になります。


Cervelo S5 DISC

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サーベロ の最新エアロロードバイク S5 。

エアロロードバイクの大本命。
DTスイスのホイールに、コンポネートはデュラエースDI2。
完成車価格で1,580,000円。
自転車の価格とは思えませんね…。

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サドルは、ショートノーズのプロロゴ ディメンションが装備されて、まるでTTバイクのようです。

 

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ハンドルの二股に分かれたステム部分の異形さが際立っています。

 

正面から見ると…

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いかにも空力が高そうな印象です。
ハンドルから二股ステム部分、ヘッド、フォーク と線上に伸びる造形が非常に美しいです。

後方に見える、シートポスト、チューブ、ステーも空気抜けが非常に良さそうです。

正にエアロモンスターと言った外観。

 

ドキドキしながら乗ってみました。

漕ぎ出しは、少し重いかな という印象。

しかし、乗り心地も良く自然とタイヤが転がっていく印象。

サーベロのブースでサドル高を合わせて貰ったあと、見た目ではサドルとハンドルの落差が大きいかなぁ と思ったのですが、全く違和感なく、ハンドルもどこを持っても問題なし。

ただ、ダンシング時の横の剛性感が独特でした。

悪く言えば、振りが重く感じます。

良く言えば、粘りのある返しで、車体が戻ってくるような感覚。

軽量オールラウンダーフレームの様な、シャキシャキとしたダンシングは難しい気がしますが、この粘りのある剛性感と波長が合えば登りでも十分走れる様に感じました。

しかし、約1kmで途中信号もある試乗コースでは、そのエアロロードとしての巡行性を発揮しきれなかったです。

乗っていて気持ちいいけど、あと2,3kmは走りたかったなぁ。

そのため、150万円超の価値は分からなかったというのが、正直なところです。

 

 

自分的ベスト3

以上、4回に渡ったプレミアムバイクインプレッション2019の記事。

試乗した10台のうち、自分がもし購入するなら と考えた上での、ベスト3を記しておきます。


3位 RIEDLAY FENNIX DISC

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リドレーのバイクの中ではエンデュランスカテゴリーに属しますが、重量面でも反応性でも十分にオールラウンダーとして活躍できるバイクでした。

また、価格面でも導入しやすい価格で
コストパフォーマンスも高い。

それでいて、カッコいい!

 

2位 COLNAGO V2-R DISC

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コルナゴの最軽量オールラウンダー。
ディスクブレーキモデルですが、これならヒルクライムも十分に走れます。

反応性が群を抜いていました。

また乗っていて扱いやすく、乗り心地が良い。
これはエアロロードのコンセプトとも共通した印象です。

流石、歴史のあるメーカーであり、奇をてらっていない正に正統派と言えるフレーム造りを行なっている事を、短時間の試乗ながら感じる事ができました。


1位 GUERCOTTI EUREKA AIR DISC

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私が今回の試乗会で乗ってみて1番驚いたのがこれ。

失礼ながら、当日まで試乗する予定はなく、取り扱っているミズタニ自転車さんのブースが比較的すいていたので空き時間潰しに乗ってみたバイクでした。

ところがどっこい!
踏んだ瞬間から サァー と転がりエアロロードのためか、そのまま気持ちよく進んで行きます。

ダンシングで横に振ってみても、リズムが取りやすく楽しく、程良い剛性感。

乗っていて非常に楽しかった。

フレーム重量が、カタログ上では1kgオーバーのため、ヒルクライムでは厳しいかもしれないけど、それでも乗ってみたいと思わせてくれるバイクでした。

 

以上、プレミアムバイクインプレッション2019の記録になります。

最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。

プレミアムバイクインプレッション 2019 試乗記録③

令和元年5月6日に神宮外苑で行われた、プレミアムバイクインプレッションに行き試乗したバイクについて、前回、前々回に引き続き書いてゆきます。


COLNAGO CONCEPT DISC

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イタリア老舗メーカー コルナゴのエアロロード コンセプトのディスクモデル。

コルナゴのロードは塗装か美しい物も多いですが、今回試乗した2台の V2-R とコンセプトはシンプルな塗装でした。

しかしながら、このコンセプトはマッシブで重厚感があり、存在感抜群です。

 

価格はフレームセットで480,000円。

 

試乗車のコンポネートはシマノDI2デュラエース。ホイールもデュラエースチューブラー40C と完全プロ仕様!

でした… が、

まさかのDI2のバッテリー切れでシフターが効かず、フロントはアウター、リアは後ろから3枚目で固定されていました…。


ギアの件は承知しての試乗です。

乗ってみて最初の印象は、スゥーと進みます。

乗り出しも見た目とは裏腹に、挙動も自然で軽い踏み出しでした。

シフトアップが出来ないため、スピードの伸びは感じにくいかったですが、BB周りも程良い剛性感で、脚は回しやすい。

乗り心地も良いのでロングも行けそうな印象です。

勝手に見た目だけで、もっと重くてガチガチなイメージを抱いてたので、意外でした。

DI2の電池切れが惜しまれます…。

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あと、このヘッド周りケーブル類をもう少しスマートに出来ればいいなぁ。

ここも惜しいところです。


GUERCOTTI EUREK AIR DISC

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グエルチョッティの最新エアロロード、エウレカエアー ディスク。

ストレートなトップチューブとタイヤに沿った形のシートチューブ。
目立つレッドと水玉模様。さらには曲線が目を惹くステム。

ある意味モンスター感の漂うエアロロードです。

フレーム価格は、400,000円と、最新エアロロードの中では、比較的低価格。(自転車乗りの麻痺した金銭感覚で)

試乗車のコンポネートは電動デュラエースに、デュラエースのカーボンチューブラー40C という完全プロ仕様です。

タイヤがなぜかコンチネンタルのスプリンター と、ここだけは庶民派でした。

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写真ではちょっとわかりにくいですが、ヘッド周りがスッキリしています。

エアロロードでDi2なら、これくらいスッキリさせたいですね〜。

 


さぁ、その乗り味はどうでしょう。


踏むと、カキーン! と反応!
かと言って、乗り心地は悪くありません。

むしろ振動は気になりませんでした。

漕ぎ出しも軽く、サーッ と進みます。
短い試乗コースでも風を切るようなエアロ感も感じる事ができました。

この日のプレミアムバイクインプレッションで乗ったバイクの中で最もエアロを感じる事が出来たように思います。

横に振った際も反応は良く、キビキビしたダンシングが可能となりそうです。

乗り心地が良いはデュラエースのホイールの影響もありそうですが、後でフレームについて調べてみると、弾性の異なる3種類のカーボンを箇所によって使い分けており、剛性と乗り味を両立させているようです。

その乗り味は率直に「こいつは欲しい!」と思えるバイクでした。

グエルチョッティというブランドで、正直目をつけていなかったのですが、何気なく試乗したら「レーシングバイクはこういうもんだ!」と、その性能を見せつけられたような気がします。

他のモデルも試乗すれば良かったなぁ と帰宅後に後悔しました。

 

 

LOOK 785 HUEZ

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LOOKの軽量クライミングバイク ヒュエズシリーズのセカンドグレードになります。

コンポネートは機械式アルテグラ、ホイールとタイヤはマビックとなり、価格は440,000円。

見た目的にも軽そうで山岳でのクライミングに強そうです。

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正面から見ても、ヘッドが細身ので軽そうな印象で、その分表面積が小さいので、空力も悪くなさそうです。

 

 

乗ってみて、最初の印象は乗り心地が良い という事。

マビックのタイヤとホイールはチューブレス化されていないように見えましたが、それでも抜群の乗り心地でした。

ハンドリングにも癖がなくナチュラル。

振りが軽く、フレーム全体の挙動も自然で扱い。

クライミングだけでなく、短いレースやロングライドなど、どんなシチュエーションでも対応できそうな懐の深さを感じました。

セカンドグレードでこのクオリティならば、上位グレードのHUEZ RSはもっと良いものも感じてしまうのでしょうか。非常に気になります。

 

試乗記録は、あと一回続きます。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

良ければ次回もお読みください。